A4サイズ、用途やサイズ選びの方法など
A4サイズは用紙サイズの中でかなり利用されている率の高い人気のサイズです。A4サイズ(210mm×297mm)の印刷物や製品が世の中に数多く存在しています。 A4サイズの人気の秘密や、何気なく使っているA4サイズという名称は何なのか?このページではA4サイズの大きさや用途、サイズの由来についてご案内します。
A4サイズ(210mm×297mm)の寸法・面積
A4サイズの詳細をご案内します。A4の寸法や面積、A4紙の郵便封筒における適合サイズは下記のとおりです。
〈A4サイズの詳細情報〉


寸法 |
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対角線の寸法 | 約363.7mm |
面積 | 62,370mm2(623.7cm2) |
郵便封筒の 適合サイズ |
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A4の名称とはそもそも何なのか?
A4の「A」は、国際規格で定められている判型を表す記号です。 A判の元になったのは、面積が1平方メートルのルート長方形(縦横比率が1:√2の長方形)です。そのルート長方形のサイズが「A0」と定められました。そして、A0を半分に切ったものがA1、さらに半分に切っていくとA2、A3と、表記の数が増えていきます。A4はA0を4回、半分に切ったものであり、面積はA0の16分の1です。
〈A判サイズ〉
A4サイズは、私たちの身の回りにある文書や製品に広く使われています。 代表的な例では、各種ビジネス文書類とそれに伴う一般的なコピー用紙にA4サイズが多く用いられています。日本においては、1993年に行政文書が各省庁で原則A4判に統一され、文書のA4への統一化が進みました。現在、A4サイズが主流となっているのは、A判が国際規格であることに加え、行政文書が原則A4を利用していることが理由として挙げられます。 また、それに伴いA4サイズの文書類を収納する鞄やファイル類などの事務用品も、A4サイズを基準に製造されています。
販促媒体としては配布用のチラシやフライヤー、各種パンフレットや会社案内、ノートなどの冊子類にもA4サイズが広く用いられます。これらに共通する特徴としては、手に取った際に文章や図表を閲覧しやすく、持ち運びや配布にも対応できるサイズ感、という点が挙げられ、A4サイズの汎用性の高さを示していると言えるでしょう。
A4サイズのおすすめの用途
〈A4サイズの主な用途〉
- ビジネス文書
- コピー用紙
- チラシ、フライヤー
- パンフレット
- 会社案内 など
A4サイズ、近い他のサイズと迷ったら
A4に近いサイズとして、少し大きなB4、少し小さなB5、の2種類が候補に上がります。
B4サイズはA4より一回り大きいサイズ、印刷物では新聞折込チラシのサイズとして人気です。B4はA4より面積を広く利用出来ますが、エンドユーザーが手に取るには少し大きく、冊子(本)のサイズとしてはあまり見かけません。
B5サイズはA4より少し小さいサイズです。用途はA4サイズとほぼ同じでチラシのほか、ノートやカタログなどの冊子類に用いられます。
B4サイズよりもB5サイズの方が目にする機会が多いかもしれません。

なお、これらは「B判」と呼ばれるサイズ規格に属します。B判もA判と同様、B0(1030×1456mm)を基準として半分に切るとB1、さらに半分にするとB2、と数字が増えるごとにサイズが半分になっていく関係性があります。 また、B判は国際規格ではなく、日本で古くから使われてきた和紙のサイズを基準に、JIS規格として定められているものです。
A判、B判の違い
日本では、「A判」と「B判」という2つの組み合わせが使用され、それらは用紙の規格を表しています。A判は国際規格であり、B判は日本独自の規格です。 このA判とB判は、1929年に日本で制定されました。これは、主に雑誌で使われる「菊判」と書籍で使われる「四六判」という用紙サイズを基に、規格化が進められたことに由来しています。 雑誌の菊判はA5に近いサイズであり、そのため国際規格のA判が用紙の規格として採用されました。一方、書籍の四六判はA判には合致せず、日本独自の規格としてB判が設けられたのです。
印刷物の制作ではA4サイズを基準に
A4サイズは日常生活で広く用いられているサイズです。チラシや文書、冊子などの印刷物を制作する際にA4サイズを選択することのメリットが多くあります
〈A4サイズのメリット〉
- 配布しやすい、手に取りやすいサイズ感
- 用途が近いB5サイズよりも紙面を広く使える
- 整理、保管用品が充実している
- 印刷料金が安い、加工などのオプションメニューが多い
- デザイン制作事例、テンプレート素材が充実している
特に印刷物として需要の高いチラシを制作する際は、手渡し、店頭設置、ポスティングと様々な配布手段に対応できます。また、印刷業者に発注する場合に料金が安く、用紙の種類や加工が充実している場合が多いです。加えてデザイン制作においても事例が多く、無料のテンプレート素材が充実していますので、用途や使用場面が限定されていない場合はまずA4サイズを筆頭候補として検討すると良いでしょう。
当社でもチラシ・フライヤーの印刷発注を承っております。A4サイズをはじめ、様々なサイズ、用紙、加工の他、無料のデザインテンプレートをご用意していますので印刷発注の際はぜひご検討ください。