先に結論:チケット作りで決めるのはこの3つ
- 載せる情報:イベント名・日時・会場・席種・問い合わせ先を最初に確定。ここが抜けると刷り直しになります。
- 加工:半券(ミシン目)と通し番号(ナンバリング)が要るかを先に決める。あとから足すとデータをやり直すことに。
- 仕様:サイズ(S 148×50mm/L 185×62.5mm)と用紙を決めれば、あとはテンプレートに沿って作るだけ。100枚・最短2営業日で印刷できます。
イベントチケットは、日時と会場を書けば完成、ではありません。来場者が迷わず会場にたどり着けること、受付でスムーズにもぎれること、そして使い回しや偽造を防げること——この3つを満たして初めて「使えるチケット」になります。
この記事では、載せるべき情報から、サイズ・用紙の選び方、半券やナンバリングの考え方、偽造を防ぐ工夫、入稿データの注意点までを、印刷の実務にそって順番に解説します。読み終えるころには、そのまま制作に入れる状態になります。
チケット印刷は100枚・最短翌営業日出荷から
ナンバリング・ミシン目加工・1枚ずつ違う文字入れ(可変データ)に対応。デザインに自信がなくても、無料のデザインセレクトから選んで文字を差し替えるだけで仕上げられます。
チケット印刷の詳細・料金を見る 条件を選んで即・見積もりチケットに必ず入れる情報
チケットは「来場者が迷わず会場にたどり着けること」が最優先です。載せる情報を絶対に必要なもの・あると親切なもの・任意のものに分けて考えると、抜け漏れを防げます。
| 区分 | チケット面に入れる内容 |
|---|---|
| 必須 | イベント名/開催日・曜日/開場・開演時刻/会場名・住所/席種・料金/主催者名・問い合わせ先 |
| 推奨 | 整理番号・座席番号/最寄り駅・アクセス/QRコード・地図/注意事項(再入場・撮影可否) |
| 任意 | 協賛・後援/SNSアカウント/半券特典の案内/サークル名・ブース番号(同人イベント) |
とくに開場時間と開演時間は分けて書くと、来場者の到着がばらけて受付の混雑をやわらげられます。払い戻し不可・譲渡禁止などのルールは、小さめの文字で隅にまとめておくのが一般的です。記載内容に迷ったら、相談だけでも歓迎です。
サイズと用紙の選び方
チケットのサイズは、載せる情報量と配りやすさで選びます。当社のチケット印刷では、用途に合わせて2サイズから選べます。
同じ縮尺での比較です。情報が少ない配布券は S(148×50mm)、座席や地図まで入れるなら L(185×62.5mm) が目安。どちらも半券(ミシン目)を付けられます。
用紙は3種類から選べます。見た目の印象と、当日のもぎりやすさ・書き込みやすさで決めてください。
| 用紙 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| コート135kg | つやのある定番紙。写真や色がきれいに出る | ライブ・コンサート・展示会 |
| 上質110kg | つやなし。鉛筆・ボールペンで書き込める | 受付で記名する整理券・引換券 |
| 両更クラフト86kg | 茶色の風合い。ナチュラル・手作り感 | マルシェ・カフェ・同人イベント |
つやのある定番の仕上がりならコート135kg、当日に座席や氏名を書き込むなら上質110kgが扱いやすい紙です。サイズの選び方、用紙の選び方はそれぞれ詳しい記事で解説しています。
SHORTCUTサイズ・用紙・枚数を選ぶだけで料金がわかる見積もる →半券・ナンバリング・ミシン目
チケットらしさを決めるのが、もぎる半券と、1枚ずつ番号をふるナンバリングです。どちらも当社で加工できます。まずは「本券と半券をどこで分けるか」「番号が要るか」を決めましょう。
通し番号は本券と半券の両方に同じ番号を入れられます。半券をもぎって集めれば、当日の入場者数の集計や本人確認に使えます。
加工は組み合わせも選べます。代表的な料金の目安は次のとおりです。
※加工料金は枚数によって変わります。基本料金からの目安です。正確な金額は見積もりページで確認できます。
「座席指定や本人確認をしたい」なら文字入れナンバリング
CSV(エクセル)で1枚ごとに違う文字を指定でき、「A席51番」「山田様」のような座席名・氏名を半角13文字まで印字できます。同じ番号は1枚だけなので、転売・使い回しの抑止にもなります。100枚〜・最短翌営業日出荷。
半券やナンバリングの設計は、ミシン目とナンバリングの詳しい記事、番号での入場管理の記事でさらに掘り下げています。
偽造・使い回しを防ぐ工夫
金額のあるチケットや人気イベントでは、コピーや使い回しへの備えが要ります。印刷の段階でできる工夫を、手軽な順に紹介します。
- 通し番号(ナンバリング):1枚ずつ違う番号で、配った数と回収した数を照合できます。番号の飛びですぐ偽物に気づけます。
- 半券のもぎり:入場時に半券をもぎって回収すれば、同じチケットでの再入場を防げます。
- QRコードでの照合:1枚ごとに違うQRを入れ、受付で読み取れば二重入場をその場で弾けます。
- 複製しにくい用紙・加工:風合いのある用紙や箔押しなど、家庭用プリンターで再現しにくい仕上げにする。
- 細かいデザイン:細い罫線・地紋・グラデーションはコピーで再現しづらく、抑止になります。
もっとも手軽で効果が高いのはナンバリング+半券の組み合わせです。電子的な照合まで行うならQRコード付きチケットの作り方を、より踏み込んだ対策はチケットの偽造防止機能の記事をあわせてご覧ください。
入稿データ作成の注意点
デザインが決まったら、印刷用データにするときの約束ごとを守ります。ここを外すと、フチが白く残ったり文字が切れたりして、刷り直しになります。
外側に 塗り足し3mm、内側に 安全マージン3mm。裁断は機械で1枚ずつわずかにずれるため、この余白がフチ切れ・白残りを防ぎます。
- 塗り足し3mm:背景や色は仕上がりサイズより3mm外側まで伸ばす。フチの白残りを防ぎます。
- 文字は内側3mmまで:大事な文字は仕上がり線から3mm内側に置き、裁断のズレで切れるのを防ぐ。
- ミシン目・ナンバリングの位置を空ける:その上に文字やロゴを重ねない。
- 解像度350dpi・カラーはCMYK:写真は350dpi、色はCMYKで。RGBのままだと印刷で色がくすみます。
- 文字はアウトライン化:フォントの置き換わりを防ぎます。
サイズや塗り足しが設定済みの無料テンプレートを使えば、これらを自分で設定する必要はありません。Illustrator・Word用のテンプレートに沿って中身を入れるだけで、入稿できる状態になります。
作り始める前のチェックと次の一歩
ここまでの内容を、作る順番に並べると次のとおりです。上から進めれば迷いません。