更新日: 2026年4月2日 / カテゴリ: 印刷の基礎知識
はがきサイズで迷いやすいのは、「A6と同じだと思って作ってよいか」「郵送規格に収まるか」「塗り足し込みでどこまで作ればよいか」の3つです。郵送前提か印刷前提かを分けて考えると、サイズの判断がかなりしやすくなります。
先に結論
- はがきサイズは 100mm×148mm(10cm×14.8cm) を基準に考える
- 印刷入稿では 塗り足し込み106mm×154mm まで含めて作る
- 最後にポストカード商品と価格表で仕様を固める
官製はがきと印刷サイズの違いを短く確認できます。
症状 2 塗り足し込みで作りたい後半で入稿条件と次アクションをまとめています。
症状 3 すぐにポストカード商品を見たいポストカード印刷の仕様確認へ進めます。
最初の1歩
ポストカード印刷の仕様と価格を確認する
はがきサイズを理解したら、次は商品仕様と価格まで見て、郵送前提の制作条件を固める段階です。
郵送規格や塗り足しで迷ったら お問い合わせ から確認できます。
はがきの基本サイズ
日本郵便が定めるはがきの規格サイズは以下の通りです。
はがきサイズ
(10cm x 14.8cm)
このサイズは、官製はがき(通常はがき)・年賀はがき・かもめ~る・私製はがきすべてに共通する標準サイズです。
はがきサイズ換算表(mm・cm・インチ・ピクセル)
はがきサイズを各単位で表すと以下のようになります。
| 単位 | 横幅 | 縦幅 |
|---|---|---|
| mm(ミリメートル) | 100mm | 148mm |
| cm(センチメートル) | 10cm | 14.8cm |
| インチ | 3.94インチ | 5.83インチ |
| ピクセル(350dpi・印刷用) | 1378px | 2039px |
| ピクセル(300dpi) | 1181px | 1748px |
| ピクセル(72dpi・Web用) | 283px | 419px |
はがきのアスペクト比(縦横比)
はがきの縦横比は約1:1.48(または100:148)です。これは一般的な写真(3:2や4:3)とは異なるため、写真をはがきにレイアウトする際はトリミングが必要になることがあります。
各種はがきサイズ比較
はがきには様々な種類があります。それぞれのサイズを比較してみましょう。
| はがきの種類 | サイズ(mm) | サイズ(cm) | 備考 |
|---|---|---|---|
| 通常はがき(官製はがき) | 100 x 148 | 10 x 14.8 | 日本郵便の標準サイズ |
| 年賀はがき | 100 x 148 | 10 x 14.8 | 通常はがきと同サイズ |
| 私製はがき | 100 x 148 | 10 x 14.8 | 自分で作成するはがき |
| 往復はがき | 200 x 148 | 20 x 14.8 | 通常はがき2枚分(二つ折り) |
| 大判はがき(最大) | 120 x 235 | 12 x 23.5 | 定形郵便物の最大サイズ |
私製はがきの規格について
私製はがきを郵便として送る場合、以下の規格を満たす必要があります。
- 最小サイズ:90mm x 140mm
- 最大サイズ:107mm x 154mm
- 重量:2g~6g
- 紙質:厚手の紙(はがきとして認識できるもの)
はがきサイズとA6サイズの違い
「はがきサイズ」と「A6サイズ」は混同されやすいですが、実は異なるサイズです。
| サイズ名 | 横幅 | 縦幅 | 面積 |
|---|---|---|---|
| はがきサイズ | 100mm | 148mm | 148 cm2 |
| A6サイズ | 105mm | 148mm | 155.4 cm2 |
| 差 | 5mm | 0mm | 7.4 cm2 |
A6サイズは横幅が5mm大きいのが特徴です。A6サイズの紙にはがきサイズの印刷をすると、左右に2.5mmずつ余白ができます。
印刷データ作成時の注意点
はがきを印刷会社に発注する場合、正しいサイズでデータを作成する必要があります。
塗り足しの設定
塗り足しとは、仕上がりサイズの外側に設ける余白のことです。印刷後の断裁時にわずかなズレが生じても、白いフチが出ないようにするための設定です。
塗り足しのポイント
- 塗り足し幅:上下左右各3mm
- 仕上がりサイズ:100mm x 148mm
- 塗り足し込みサイズ:106mm x 154mm
塗り足し込みサイズ(ピクセル換算)
| 解像度 | 仕上がりサイズ | 塗り足し込みサイズ |
|---|---|---|
| 350dpi(推奨) | 1378 x 2039 px | 1461 x 2122 px |
| 300dpi | 1181 x 1748 px | 1252 x 1819 px |
解像度について
印刷用データは350dpi以上の解像度で作成してください。
| 350dpi | 高品質印刷に最適。写真やグラデーションも美しく再現。 |
| 300dpi | 一般的な印刷品質。文字やイラスト中心のデザインに。 |
| 72dpi | Web表示用。印刷すると粗くなるため非推奨。 |
Illustrator・Photoshopでの設定方法
Adobe Illustratorの場合
- ファイル > 新規を選択
- 幅:100mm、高さ:148mmを入力
- 裁ち落とし:天地左右すべて3mmに設定
- カラーモード:CMYKを選択
- ラスタライズ効果:高解像度(300ppi)を選択
Adobe Photoshopの場合
- ファイル > 新規を選択
- 幅:106mm、高さ:154mmを入力(塗り足し込み)
- 解像度:350ピクセル/インチを入力
- カラーモード:CMYK カラーを選択
- ガイドで仕上がり線(内側3mm)を引く
Canvaの場合
- デザインを作成 > カスタムサイズを選択
- 幅:106mm、高さ:154mmを入力(塗り足し込み)
- ガイドで仕上がり線を設定(周囲3mm)
- PDF(印刷用)形式でダウンロード
入稿時のチェックリスト
入稿データのチェックリスト
- サイズが正確か(塗り足し含めて106mm x 154mm)
- 解像度が350dpi以上か
- カラーモードがCMYKか
- フォントがアウトライン化されているか(Illustratorの場合)
- 画像がリンクではなく埋め込みになっているか
- 重要な文字が仕上がり線から5mm以上内側にあるか
よくある質問
この記事のあとにやること
はがきサイズを確認したら、次は郵送条件と入稿条件を分けて整える段階です。
郵送サイズを確定する
官製はがきとして送るのか、私製はがきとして印刷するのかを決めます。
塗り足しと解像度を整える
106mm×154mm の塗り足し込みサイズと 350dpi を基準にデータを準備します。
商品と価格を確認する
ポストカード商品の仕様と価格表を確認して、そのまま発注判断まで進めます。
最後に確認
はがきサイズの確認後、そのままポストカード仕様と価格まで固める
サイズだけで終わらせず、紙種や枚数まで見ておくと郵送前提の制作判断がかなり進めやすくなります。
郵送規格や塗り足しで迷ったら お問い合わせ から確認できます。