ポストカード印刷で最初に迷うのが「用紙」と「サイズ」の選び方。マットコートとミラーコートはどう違う? 180kgと220kgはどっちを選ぶべき? この記事では、印刷の現場で毎日用紙を扱っている立場から、用途ごとのベストな組み合わせを整理します。
ポストカード印刷の料金・注文はこちらで全体像を確認いただけます。
ポストカード印刷のサイズ一覧
ポストカード印刷で選べるサイズは大きく3種類。それぞれ郵便料金や情報量が異なります。
| サイズ名 | 寸法 | 郵便料金 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| ハガキサイズ | 100×148mm | 63円(年賀)/ 84円 | DM、年賀状、販売用 |
| 大判はがき | 120×235mm / 200×148mm | 定形外(84円超) | 往復ハガキ、イベント案内 |
| 圧着はがき(V折り) | 閉:145×100mm / 展開:145×195mm | 84円 | 個人情報付DM、会員限定情報 |
| 圧着はがき(Z折り) | 閉:145×100mm / 展開:145×290mm | 84円 | キャンペーン告知、ストーリー性のある内容 |
ハガキサイズ(100×148mm)が定番の理由
迷ったらハガキサイズを選んでおけば間違いありません。理由は3つ。
- 郵便料金が最安 — 63円(年賀)〜84円で送れる。DMの配送コストを抑えたい場合は必須条件
- 保管しやすい — はがきホルダーや名刺入れに入るサイズ。受け取った人が捨てにくい
- テンプレートが豊富 — IllustratorでもCanvaでも、はがきサイズのテンプレートはすぐ見つかる
A6サイズ(105×148mm)と混同されやすいですが、ハガキサイズは横幅が5mm短い100mmです。郵便規格を満たすにはこの5mmが重要なので注意してください。詳しくははがきサイズ完全ガイドで解説しています。
大判はがき・圧着はがきの使いどころ
大判はがきは通常ハガキの2倍の面積があり、商品カタログやイベントの詳細案内に向いています。ただし郵便料金が上がるため、配送コスト重視の大量DM配送には不向き。
圧着はがきは「開封する楽しさ」で開封率が通常DMの1.5〜2倍になるとされています。個人情報を含む内容(会員限定クーポン、ポイント残高通知など)にも対応でき、郵便料金は通常ハガキと同じ84円。費用対効果は高い選択です。
ポストカード印刷の用紙3種類を比較
アイリィデザインでは3種類の用紙を用意しています。それぞれ質感、発色、用途が異なります。
| 用紙 | 特徴 | 厚み | 向いている用途 | 25枚の価格(税込) |
|---|---|---|---|---|
| マットコート180kg | 落ち着いた光沢、文字が読みやすい | 官製はがき相当 | DM、年賀状、汎用 | 片面カラー 2,550円〜 |
| マットコート220kg | 180kgより厚手、高級感 | 180kgの約1.2倍 | 販売用、ブランド重視 | 両面カラー 7,359円〜 |
| ミラーコート220kg | 強い光沢、写真の発色が鮮やか | 220kg相当 | 写真作品、アート系 | 両面カラー 7,359円〜 |
マットコート180kg — 迷ったらこれ
印刷業界で「標準」と呼ばれる用紙。表面に薄いコーティングがあり、文字も写真もバランスよく印刷できます。厚みは官製はがきとほぼ同じ。DMはがきの大量配送でも1枚あたりの重量が軽く、郵送コストにも響きません。
価格も3種類の中で最安。片面カラー・7営業日なら25枚2,550円、100枚でも2,990円。「まず試しに作ってみたい」という方はこの用紙からスタートしてください。
マットコート220kg — 販売用ポストカードの定番
180kgより約2割厚い。手に取った瞬間に「しっかりしている」と感じる厚みです。ギャラリーでの委託販売、イベントでの物販など、「商品」として手渡すポストカードに向いています。
表面のマット感は180kgと同じ。写真の発色は十分きれいですが、光沢感はミラーコートに劣ります。文字情報が多いデザインとの相性が特に良い用紙です。
ミラーコート220kg — 写真作品を売るならこれ
表面に強い光沢があり、写真の彩度・コントラストが際立ちます。風景写真、イラスト作品、商品写真など「ビジュアル勝負」のポストカードで威力を発揮。
注意点は、光沢が強い分、指紋がつきやすいこと。また、ペンで書き込む裏面には向きません。裏面に宛名を手書きする年賀状には不向きなので、そういった用途ではマットコートを選んでください。
用紙ごとの質感は用紙の特徴ページで実物写真つきで確認できます。不安な場合は無料サンプル請求で実際に触ってみるのが一番確実です。
用途別おすすめの組み合わせ
「結局、自分の用途にはどれがいいの?」という方に、よくある5パターンの推奨構成をまとめます。
1. 飲食店・美容室のDMはがき
- サイズ:ハガキサイズ(100×148mm)
- 用紙:マットコート180kg
- 印刷:両面カラー
- 理由:郵便料金84円で送れて、コスパ最優先。500枚でも8,457円(7営業日)
2. イラストレーター・写真家の販売用ポストカード
- サイズ:ハガキサイズ
- 用紙:写真メイン → ミラーコート220kg / イラスト・文字メイン → マットコート220kg
- 印刷:片面カラー or 両面カラー(裏面に作家名・SNS情報)
- 理由:厚みが商品としての「手触り」を左右する。220kgは必須
3. 法人の年賀状・挨拶状
- サイズ:ハガキサイズ
- 用紙:マットコート180kg
- 印刷:両面カラー
- 理由:裏面に手書きメッセージを添えるならマットコート一択。300枚で7,830円(7営業日)
4. キャンペーン告知(個人情報あり)
- サイズ:圧着はがき(V折り)
- 理由:会員番号やポイント残高など個人情報を記載するDMに対応。開封率も高い
- 注意:別途見積もり。お問い合わせから仕様をお知らせください
5. ECサイトのサンキューカード
- サイズ:ハガキサイズ
- 用紙:マットコート180kg
- 印刷:両面カラー(裏面にクーポンコード・SNSリンク)
- 理由:同梱物なので郵便料金不要。500枚8,457円で半年分をまとめ印刷
ポストカード印刷のページでは、業種別の活用事例も詳しく紹介しています。
色数の選び方 — 片面・両面・モノクロ
ポストカード印刷では「色数」によって料金が変わります。選び方のポイントをまとめます。
| 色数 | 内容 | 価格帯(25枚・7営業日) | おすすめ用途 |
|---|---|---|---|
| 片面カラー | 表フルカラー / 裏なし | 2,550円〜 | 写真だけ見せたい販売用 |
| 片面カラー+裏モノクロ | 表フルカラー / 裏1色 | 4,000円前後〜 | 表は写真、裏に住所・連絡先 |
| 両面カラー | 表裏ともフルカラー | 7,065円〜 | DM、年賀状、情報量の多いカード |
「裏面に文字だけ入れたい」場合、モノクロ(1色)で十分です。フルカラーにするより2,000〜3,000円安くなるので、予算を抑えたい場合はモノクロ裏面を検討してください。
逆に、DMはがきで裏面にもクーポンや商品写真を入れたい場合は両面カラーが必須。費用対効果を考えると、裏面の情報量が多いほど両面カラーの元が取れます。
用紙・サイズ選びで失敗しないための3つのポイント
1. 無料サンプルで実物を確認する
画面上ではマットコートとミラーコートの違いは分かりません。無料サンプル請求で実際の印刷物を手に取ってから決めるのが確実。特に販売用ポストカードは「手触り」が購入判断に直結するので、サンプル確認を強くおすすめします。
2. 小ロットで試す
アイリィデザインは25枚から注文可能。まず25枚で試作し、実際に配布してみてから大量発注するのが失敗しないコツです。用紙を変えて2パターン作り、反応を比較するA/Bテストもこの価格帯なら気軽にできます。
3. 郵送するなら重量に注意
220kgの用紙は180kgより重いです。大量に郵送する場合、定形郵便の重量制限(6g以内が目安)を超えないか事前に確認してください。220kg・両面カラーのハガキサイズは約5.8gなのでギリギリ。不安な場合は180kgを選ぶのが安全です。
まとめ
ポストカード印刷の用紙・サイズ選びは、用途から逆算すれば迷わなくなります。
- コスパ重視・DM大量配送 → ハガキサイズ + マットコート180kg
- 販売用・高級感 → ハガキサイズ + マットコート220kg or ミラーコート220kg
- 情報量重視・開封率UP → 圧着はがき(V折り / Z折り)
迷ったらマットコート180kg・ハガキサイズの「片面カラー25枚」から試してみてください。2,550円で実物を確認できます。
ポストカード印刷のページでは、料金・活用事例・FAQをまとめています。