チラシ用紙の選び方|コート・マット・上質紙の違いを印刷屋が解説
「用紙を選んでください」と言われても、正直よくわからない。
そんな方のために、チラシでよく使う紙の特徴を解説します。
この記事の目次
迷ったらコート90kg
最初に結論を言います。
チラシの用紙で迷ったら「コート90kg」を選んでおけば、まず失敗しない。
理由はシンプル。
- 一番多く流通していて安い
- 発色がきれい
- 折込チラシの定番(見慣れた質感)
スーパーの特売チラシ、不動産の広告、塾のチラシ…世の中のチラシの7割くらいはコート90kgじゃないかな、という印象です。
とはいえ「他の紙も気になる」という方のために、違いを解説していきますね。
3種類の紙の違い
コート紙(ツルツル)
表面にコーティングが施されていて、ツルツル・テカテカしています。
- メリット:写真や色がきれいに出る、発色が良い
- デメリット:光が反射してまぶしいことがある、鉛筆で書けない
- 向いてる用途:折込チラシ、ポスティング、写真が多いチラシ
マット紙(しっとり)
コーティングはあるけど、光沢を抑えたしっとりした質感。
- メリット:落ち着いた印象、高級感が出る、文字が読みやすい
- デメリット:コート紙より少し高い
- 向いてる用途:美容室、エステ、飲食店、上品さを出したいとき
上質紙(ザラザラ)
コーティングなしのザラザラした紙。コピー用紙に近い質感です。
- メリット:鉛筆やボールペンで書ける、ナチュラルな印象
- デメリット:発色がやや鈍い、写真は苦手
- 向いてる用途:アンケート用紙、記入欄があるチラシ、手書き風デザイン
| 用紙 | 質感 | 発色 | 書きやすさ | 価格 |
|---|---|---|---|---|
| コート紙 | ツルツル | ◎ | × | 安い |
| マット紙 | しっとり | ○ | △ | やや高い |
| 上質紙 | ザラザラ | △ | ◎ | 普通 |
用紙の違い、実物を見てみたい方へ
用紙について詳しく見る厚さ(斤量)の選び方
「90kg」「110kg」「135kg」という数字、見たことありますよね。これは紙の厚さ(斤量・きんりょう)を表しています。
数字が大きいほど、紙が厚いと覚えておけばOK。
厚さ別の特徴
| 厚さ | イメージ | 向いてる用途 |
|---|---|---|
| 70〜73kg | コピー用紙くらい | 大量配布、コスト重視 |
| 90kg | 一般的なチラシ | 折込チラシ、ポスティング |
| 110kg | 名刺くらい | フライヤー、手配り |
| 135kg | はがきくらい | 高級感を出したいとき |
厚さ選びのコツ
新聞折込やポスティングなら90kgで十分。手渡しで「しっかりした印象を与えたい」なら110kg以上がおすすめ。厚いほど高くなるので、用途とのバランスで決めましょう。
用途別おすすめ
「結局、私の場合はどれがいいの?」という方のために、用途別のおすすめをまとめました。
折込チラシ・ポスティング
→ コート90kg
定番中の定番。コストも抑えられるし、発色も良い。これ一択。
店頭に置くフライヤー
→ コート110kgまたはマット110kg
手に取ってもらうものだから、ある程度の厚みがあった方が良い。マットなら上品な印象に。
美容室・サロン
→ マット110〜135kg
おしゃれ感と高級感を出したいなら、マットの厚めがおすすめ。
飲食店のメニューチラシ
→ コート110〜135kg
料理写真をきれいに見せたいならコート。厚めにすると汚れにくい。
アンケート・申込用紙
→ 上質90〜110kg
書き込みが必要なら上質紙一択。ボールペンでも鉛筆でも書ける。
セミナー・講座の案内
→ マット90〜110kg
文字が多いチラシは、マットの方が読みやすい。目にも優しい。
用紙サンプルで確認しよう
ここまで読んでも「実際に触ってみないとわからない」という方、正しいです。
紙の質感は、写真や文章では伝わりにくい。だから用紙サンプルを取り寄せて、実物を見るのが一番確実です。
うちでも用紙サンプルを無料でお送りしています。「この紙とこの紙、どっちがいいかな」と迷ったら、ぜひ取り寄せてみてください。
印刷屋からのアドバイス
用紙選びで失敗したくないなら、少量で試し刷りするのもアリ。100枚くらいで実際に印刷してみて、納得してから本発注すれば安心です。
まとめ
- 迷ったらコート90kg(定番・安い・発色良い)
- 高級感を出したいならマット紙
- 書き込みが必要なら上質紙
- 厚さは用途に合わせて(折込なら90kg、手渡しなら110kg以上)
- 実物を見たいなら用紙サンプルを取り寄せよう