バンドのファーストアルバム、同人音楽サークルの新譜、ボカロPの頒布用CD。「CDを作ろう」と決めたはいいものの、ジャケットに何が必要で、いくらかかるのかがわからない――そんな声を、印刷の現場で毎月のように耳にします。

フロントジャケット、バックインレイ、帯、歌詞カード。パーツの名前だけ並べられても、初めてだとピンとこないですよね。この記事では、パーツの役割から予算別の構成パターン、入稿データの作り方、M3やコミケに間に合わせるスケジュールまで、実際の制作フローに沿って整理しました。

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CDジャケット制作の全体像 — 何が必要か

CDパッケージは、複数の印刷パーツを組み合わせて作ります。プラケース(ジュエルケース)を例に、各パーツの役割をまとめました。

パーツ名 役割 サイズ(標準プラケース) 必須度
フロントジャケット ケース表面の「顔」 120.5 x 120.5mm 必須
バックインレイ 裏面の収録曲リスト・クレジット 151 x 118mm(背幅含む) 必須
帯(オビ) キャッチコピー・価格表示 横幅280〜295mm x 高さ50〜65mm 推奨
ブックレット(歌詞カード) 歌詞・写真・ライナーノーツ 120.5 x 120.5mm(4P〜) 任意
盤面印刷 ディスク表面のデザイン 外径118mm / 内径24mm 任意

フロントジャケットとバックインレイの2つさえあれば、CDパッケージとして最低限は成立します。手売りやイベント頒布なら、まずこの2点だけで始める人も少なくありません。帯を追加すると「それっぽさ」が一気に増し、歌詞カードまで入れるとファンが喜ぶ仕上がりになります。

予算別のパッケージ構成例

「結局いくらかかるの?」が最初にぶつかる壁です。100枚印刷した場合の目安を、3つのパターンに分けて紹介します。

構成パターン 含まれるパーツ 100枚の費用目安 こんな人向け
最小構成 フロント + バックインレイ 5,000〜8,000円 とにかくコストを抑えたい
標準構成 フロント + バック + 帯 + 歌詞カード(4P) 8,000〜15,000円 M3・即売会で見劣りしたくない
フル構成 上記 + PP加工 + 盤面印刷 + 特殊紙 20,000〜35,000円 CDショップ流通・物販の目玉商品

ここに挙げた金額はあくまで印刷費の目安です。ケース代(プラケース1個あたり30〜50円)やディスク複製代は別途かかります。「全部込みでいくら?」を把握するには、印刷会社に一括見積もりを出すのが一番早い方法です。

よくある落とし穴:ジャケット印刷費だけ見て「安い!」と飛びつくと、ケース・ディスク複製・梱包代が別で、合計すると想定の倍になることがあります。見積もり時には必ず「完パケ(パッケージ完成品)」の総額を確認してください。

デザインを自分で作る場合のデータ仕様

自分でデータを作る場合、サイズや解像度を間違えると入稿後にやり直しになります。下の表の数値を必ず確認してからデザインを始めてください。

項目 推奨設定 備考
解像度 350dpi 300dpi以上あれば許容範囲
カラーモード CMYK RGBだと印刷時にくすむ
塗り足し 上下左右各3mm 断裁ズレ対策の必須マージン
フォント すべてアウトライン化 Illustratorの場合。Canvaは不要
入稿形式 .ai / PDF/X-1a / PSD(統合) 印刷会社ごとに確認を
文字の最小サイズ 6pt以上 帯の背は5mm幅なので特に注意

IllustratorやPhotoshopが使えればベストですが、Canvaでもカスタムサイズを設定すれば作成可能です。ただしCanva無料版はCMYK出力に対応していないため、色味の差が出る点は覚悟してください。詳しい操作手順はCDジャケット自作デザインガイドで紹介しています。

デザインを依頼する場合の相場

「デザインは得意じゃない」「プロに任せたい」という場合、外注する手があります。依頼先によって費用も仕上がりもかなり差が出るので、事前に相場感を掴んでおくのが大事です。

依頼先 費用相場 納期目安 特徴
ココナラ・ランサーズ等 1〜3万円 1〜2週間 個人デザイナーに直接依頼。安価だがクオリティは人による
デザイン事務所 3〜10万円 2〜4週間 入稿データ込みで安心。修正回数の確認を忘れずに
印刷会社のデザインプラン 1〜5万円 1〜3週間 印刷とセットなので入稿ミスが起きにくい

クラウドソーシングで依頼する場合、ポートフォリオ(過去作品)を必ず確認してから発注してください。CDジャケットのデザイン経験がある人を選ぶと、塗り足しやCMYK設定で手戻りが少なくなります。

「フロントジャケットだけプロに頼んで、バックインレイは自分で作る」というハイブリッド方式もあります。フロントは目立つ部分なので、そこだけ投資するのは賢い判断です。

イベント(M3/コミケ)に間に合わせるスケジュール

M3やコミケに新譜を持っていくなら、逆算でスケジュールを組むのが鉄則です。「ギリギリでいけるだろう」が一番危険なパターンで、印刷のトラブルやデータ不備で落としてしまうサークルを毎回見かけます。

イベント何日前 やること 備考
2ヶ月前 デザインの方向性を決める 外注するならこの段階で発注
6週間前 デザインデータ完成・チェック 周囲の人にも見てもらうと安心
1ヶ月前 印刷会社に見積もり&発注 繁忙期は早く埋まるので注意
3週間前 入稿(通常納期) これが安全ライン。校正確認もこの期間で
2週間前 特急入稿(ギリギリ) 追加料金あり。データ不備があるとアウト
1週間前 納品・検品・梱包 搬入準備の時間も確保しておく

M3は春(4月末)と秋(10月末)の年2回開催です。秋のM3は年末の同人イベントとも重なるため、印刷会社が混み合います。早めの入稿が吉。コミケ合わせの場合、夏コミは7月上旬、冬コミは11月中旬がデッドラインの目安になります。

まとめ — 当社の完パケセットなら一括注文可能

CDジャケット制作で押さえるべきポイントを振り返ります。

  • 最低限必要なのはフロントジャケットとバックインレイの2点
  • 100枚の最小構成なら5,000円〜で作れる
  • データ作成はCMYK・350dpi・塗り足し3mmが基本
  • デザイン外注はクラウドソーシングで1〜3万円から
  • イベント合わせなら3週間前入稿が安全ライン

アイリィデザインでは、ジャケット・帯・歌詞カード・盤面印刷までセットで注文できる完パケセットをご用意しています。「何を頼めばいいかわからない」という方も、必要なパーツ構成からご相談いただけます。

よくある質問(FAQ)

CDジャケットに最低限必要なパーツは?

フロントジャケットとバックインレイの2点があれば成立します。フロントはケース表面の「顔」、バックインレイは裏面に入る収録曲リスト・クレジット用の紙です。予算に余裕があれば帯や歌詞カードを追加すると、見栄えが格段に上がります。

100枚作るときの費用目安は?

最小構成(フロント+バックインレイ)で5,000〜8,000円、標準構成(帯+歌詞カード追加)で8,000〜15,000円程度が目安です。用紙や加工の選択によって変動するため、まず見積もりを取ることをおすすめします。

M3に間に合わせるには何日前に入稿すべき?

最低3週間前の入稿が安全ラインです。特急対応なら2週間前でも可能ですが、追加料金が発生します。デザイン制作期間も考慮すると、イベント2ヶ月前には動き始めるのが理想です。

ジャケットデザインの相場は?

クラウドソーシング(ココナラ・ランサーズ等)で1〜3万円、デザイン事務所に依頼すると3〜10万円が相場です。フロントジャケットのみか、帯やブックレットまで含むかで大きく変わります。

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