「CDを作りたいけど、プレスとCD-Rコピーって何が違うの?」。初めてCDを自主制作する人が最初にぶつかる疑問です。

結論から言うと、100枚以下ならCD-R、300枚以上ならCDプレス、流通に載せるならプレス一択。ただし単純な枚数だけでは決められないケースもあります。音質・外観・耐久性・コスト・納期の6つの軸で違いを整理したので、自分の状況に照らして読んでみてください。

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CDプレスとは? — 工場で金型から成形する方式

CDプレスは、マスターディスクからスタンパー(金型)を作り、ポリカーボネート樹脂を射出成形してディスクを量産する方式です。市販のCDはすべてこの方法で作られています。

工場の製造ラインで一気に生産するため、数が増えるほど1枚あたりの単価が下がるのが特徴です。一方、金型の制作費(初期費用)がかかるので、少量生産だと割高になります。

ディスク表面にはアルミ蒸着層があり、市販CDと同じ銀色の外観になります。データはピット(物理的な凹凸)で記録されるため、読み取り精度が高く、経年劣化にも強い構造です。

CD-R複製(デュプリケーション)とは?

CD-R複製は、市販のCD-Rメディアにレーザーでデータを書き込む方式です。「デュプリケーション」とも呼ばれます。業務用のコピータワー(複数ドライブが並んだ装置)を使い、マスターディスクから1枚ずつコピーしていきます。

金型が不要なので初期費用はゼロ。1枚から作れる手軽さが最大のメリットです。盤面デザインはインクジェット印刷やサーマルプリントで対応しますが、プレス盤のようなシルク印刷やオフセット印刷に比べると発色や耐久性は劣ります。

ディスク裏面は色素層(青紫〜緑っぽい色)が見えるため、見た目でプレス盤と区別がつきます。CDショップの店員やコレクターは一目でわかるポイントです。

CDプレス vs CD-R複製 — 6軸比較表

判断に必要な6つの項目を表にまとめました。

比較項目 CDプレス CD-R複製
音質 ピット(凹凸)で記録。読み取り安定性が高い 色素変化で記録。一般環境では差はほぼ不明
外観 裏面が銀色。市販CDと同じ見た目 裏面に色素層(青紫〜緑)が見える
耐久性 理論上30年以上。傷にも比較的強い 5〜10年。直射日光・高温に弱い
最小ロット 100〜300枚から 1枚から可能
単価(500枚時) 1枚あたり70〜120円程度 1枚あたり150〜250円程度
納期 2〜3週間(金型制作含む) 3〜7営業日

500枚以上になると、プレスの方がCD-Rよりも1枚あたりの費用が安くなる逆転が起きます。300枚前後は「どちらでもOK」のグレーゾーンで、納期と予算のバランスで判断するのが現実的です。

どちらを選ぶべきか — 判断フローチャート

自分がどちらを選ぶべきかは、以下の3つの質問で判定できます。

判断フロー

Q1. CDショップやディストリビューターに流通させる?

YES → CDプレス一択(CD-Rは流通に載せられない)
NO → Q2へ

Q2. 必要枚数は300枚以上?

YES → CDプレス推奨(単価が有利になる)
NO → Q3へ

Q3. 納期は2週間以上ある?

YES → プレスでもCD-Rでも選択可能。予算と見た目で判断
NO → CD-R推奨(プレスは金型制作に時間がかかる)

100枚以下で手売りやイベント頒布がメインなら、CD-Rで十分です。見た目にこだわりたい場合でも、盤面をインクジェット印刷すれば白いディスクにフルカラー印刷ができるので、それなりの仕上がりになります。

逆に、「CDショップに置いてもらいたい」「ディストリビューターに卸したい」なら、枚数に関係なくプレス盤が必須です。CD-Rでは取り扱ってもらえません。

注意:CD-Rを「CDプレス」と偽って販売するのはトラブルの元です。CD-Rはディスク裏面で判別できるため、購入者から指摘されるケースがあります。手売りでも「CD-R複製盤」と明記しておくのが誠実な対応です。

当社のCDプレス・ジャケット印刷対応

アイリィデザインでは、CDプレス盤・CD-Rどちらにも対応するジャケット印刷を承っています。

  • フロントジャケット・バックインレイ・帯・歌詞カードのセット印刷
  • 100枚からの少ロット対応
  • PP加工(光沢/マット)や特殊紙にも対応
  • データの作り方がわからない場合のサポートあり

CDプレス自体は提携工場での対応となりますが、ジャケット印刷とセットでご注文いただければ、手配もまとめて対応可能です。「プレスにすべきかCD-Rにすべきか迷っている」という段階でのご相談も歓迎します。

よくある質問(FAQ)

CDプレスとCD-Rの音質の違いは?

理論上は同じデジタルデータなので差はありません。ただしプレス盤はピット(凹凸)が安定しているため、一部のハイエンドオーディオ環境ではわずかな差が出るとされます。イヤホンやPCスピーカーで聴く分には違いはほぼわかりません

CDプレスの最小ロットは?

一般的に100〜300枚からが最小ロットです。金型を作って成形する方式のため、少量だと1枚あたりの単価が上がります。500枚以上で単価が大幅に下がり、1,000枚を超えると1枚あたり50〜80円程度まで下がるケースもあります。

CD-Rの寿命は?

保管環境にもよりますが5〜10年が目安です。直射日光・高温多湿を避け、ケースに入れて保管すれば長持ちします。CDプレス盤は理論上30年以上の寿命があるとされています。

流通に載せるならCDプレス必須?

ほぼ必須です。ディストリビューター(流通業者)やCDショップの多くはプレス盤のみ取り扱いです。CD-Rはディスク裏面の色で判別できるため、店頭に並べてもらえないケースが大半です。手売りやオンライン通販のみならCD-Rでも問題ありません。

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