データ作成時の注意点
色の問題を防ぐには、データ作成の段階で対策が必要です。IllustratorやPhotoshopを使う場合、新規ファイル作成時にカラーモードを「CMYK」に設定してください。途中でRGBからCMYKに変換すると、彩度の高い部分が大きく変化することがあります。
黒色の設定にも注意が必要です。K(黒)100%だけで塗った黒と、CMYKを混ぜて作るリッチブラックでは、印刷時の濃さが異なります。広い面積の黒にはリッチブラック(例:C40 M40 Y40 K100)を使いましょう。ただし、細かい文字はK100%の方がシャープに仕上がります。また、画像の解像度不足も仕上がりに影響するため、350dpi以上を確保してください。
色校正サービスの活用
本印刷の前に実際の色味を確認したい場合は、色校正サービスを利用しましょう。色校正とは、本番と同じ印刷条件で試し刷りを行い、仕上がりをチェックする工程です。企業ロゴのコーポレートカラーや、商品パッケージなど色の正確さが求められる印刷物では、色校正を挟むことでミスを防げます。
色校正には「本紙校正」と「簡易校正」があります。本紙校正は実際に使う用紙で刷るため精度が高く、簡易校正はコストを抑えつつ大まかな色味を確認できます。目的と予算に応じて選択してください。
SHORTCUTカード印刷 の注文画面へ進む (最短翌営業日発送)見積もる →特色印刷という選択肢
CMYKの4色では再現が難しい色を使いたい場合、特色印刷(スポットカラー)を検討してください。特色は、あらかじめ調合された専用インクで印刷する方法です。DICカラーやPANTONEといった規格があり、色見本帳で正確な色を指定できます。
金・銀・蛍光色なども特色で表現可能です。コーポレートカラーを厳密に再現したい場合や、他社と差別化したい折パンフレット印刷などに有効です。通常の4色印刷より費用はかかりますが、ブランドイメージを守るためには効果的な投資といえます。
まとめ
印刷の色がモニターと違う原因は、RGBとCMYKという根本的な発色の仕組みの違いにあります。データ作成時はCMYKモードで制作し、画像の解像度も確認しましょう。色へのこだわりが強い印刷物では、色校正サービスを活用することで安心して仕上げられます。また、CMYKでは再現できない鮮やかな色には特色印刷という選択肢もあります。色の問題は事前の準備で防げるため、不明点があれば遠慮なくご相談ください。