名刺を作ろうとしたとき「何をどこまで載せればいいのか」で手が止まる人は多いです。情報が多すぎると読みにくく、少なすぎると役に立たない。
この記事では、全業種共通の基本項目と、営業・士業・医療・IT・クリエイター・飲食店の業種別チェックリストを用意しました。裏面の活用法と「載せないほうがいい情報」も整理しています。
名刺の基本項目(全業種共通)
どの業種でもまず押さえるべき項目は以下の通りです。
| 項目 | 必須度 | 補足 |
|---|---|---|
| 氏名 | 必須 | 漢字+ふりがな(ローマ字併記も可) |
| 会社名・屋号 | 必須 | ロゴマークがあれば配置 |
| 肩書き・役職 | ほぼ必須 | フリーランスは「代表」「○○デザイナー」等 |
| 電話番号 | 必須 | 代表番号+直通(あれば) |
| メールアドレス | 必須 | 独自ドメイン推奨(Gmail不可ではないが信頼性に差) |
| 住所 | ほぼ必須 | 自宅兼事務所なら番地省略もあり |
| WebサイトURL | 推奨 | QRコードで代替可能 |
| FAX番号 | 業種による | 製造業・建設業・士業では今も利用が多い |
業種別の追加項目チェックリスト
営業職 — 直通番号・対応エリア
| 追加項目 | 載せるメリット |
|---|---|
| 携帯番号(直通) | 「すぐ連絡が取れる人」と印象づける |
| 対応エリア | 「○○エリア担当」で地域密着感 |
| 取扱商品・サービスの一言紹介 | 何を相談していいかが伝わる |
| LINE公式 or QRコード | 気軽に連絡できる窓口 |
士業(弁護士・税理士・行政書士等) — 登録番号・所属会
| 追加項目 | 載せるメリット |
|---|---|
| 登録番号 | 信頼性の証明(必須の場合あり) |
| 所属弁護士会・税理士会等 | 正規登録の証明 |
| 専門分野(例:「相続・事業承継」) | 依頼のミスマッチを防ぐ |
| FAX番号 | 裁判所・官公庁とのやり取りに今も使う |
医療(医師・歯科医・薬剤師等) — 診療科目・予約方法
| 追加項目 | 載せるメリット |
|---|---|
| 診療科目 | 専門領域がひと目でわかる |
| 予約方法(電話/Web/LINE) | 患者の次アクションが明確になる |
| 診療時間・休診日 | 裏面に載せると実用的 |
| 医療機関コード | 保険請求等で必要な場面がある |
IT・エンジニア — GitHub・ポートフォリオ
| 追加項目 | 載せるメリット |
|---|---|
| GitHub URL | 技術力をコードで証明 |
| ポートフォリオURL / QRコード | 実績をすぐに見てもらえる |
| 専門技術(例:「AWS / React / Python」) | スキルマッチの判断材料 |
| X(旧Twitter)/ LinkedIn | 技術コミュニティでの接点 |
クリエイター — 作品URL・QRコード
| 追加項目 | 載せるメリット |
|---|---|
| ポートフォリオURL / QRコード | 名刺だけでは伝わらない実績を補完 |
| Instagram / Behance | ビジュアル系の作品展示 |
| 対応可能な制作物(例:「ロゴ / Web / パッケージ」) | 何を依頼できるかが明確に |
| 名刺自体を作品にする | 特殊紙・箔押し・型抜き等でスキルをアピール |
飲食店 — 営業時間・地図QR
| 追加項目 | 載せるメリット |
|---|---|
| 営業時間・定休日 | 来店のハードルを下げる |
| 地図 or GoogleマップQR | 「場所がわからない」を防ぐ |
| 予約方法(電話/ホットペッパー等) | 次のアクションを明確に |
| 看板メニュー・こだわり一言 | 「行ってみたい」と思わせる |
裏面に入れると効果的な情報
名刺の裏面を白紙のままにしていませんか? 裏面は「表面に載せきれない補足情報」を伝える貴重なスペースです。
| 裏面パターン | 向いている人・業種 |
|---|---|
| 事業内容・サービス一覧 | 何をやっている会社か伝えたい全業種 |
| 地図・アクセス情報 | 来店型ビジネス(店舗・クリニック) |
| QRコード(Web/LINE/SNS) | デジタル接点を増やしたい全業種 |
| 英語表記 | 海外取引・外国人対応がある業種 |
注意:裏面も「全部載せる」は逆効果。情報過多で読む気が失せます。1〜2パターンに絞るのがコツです。
載せないほうがいい情報(個人情報リスク)
- 自宅住所 — 事業所と自宅が同じでも番地は省略が安全
- プライベートのSNSアカウント — ビジネスアカウントと分けるのが基本
- 生年月日 — 個人情報の漏洩リスク、名刺に載せる意味がない
- 虚偽の資格・肩書き — 法律で罰せられる場合がある(特に士業)
まとめ — テンプレートで簡単に作成
名刺に載せる情報は「基本項目+業種別の追加項目」で考えると過不足がなくなります。迷ったら上のチェックリストを見ながら、まずは載せる項目を書き出してみてください。
アイリィデザインでは、業種に合わせたデザインテンプレートをご用意しています。「どんなレイアウトがいいかわからない」という場合も、載せたい情報をお伝えいただければデザインをご提案いたします。
よくある質問(FAQ)
名刺に最低限必要な情報は?
最低限は「氏名」「会社名(屋号)」「連絡先(電話 or メール)」の3点。肩書き・住所・WebサイトURLもほぼ必須です。これに業種別の追加項目を加えて完成させましょう。
名刺の裏面には何を載せるべき?
事業内容一覧、地図、QRコード(Web/LINE/SNS)、英語表記の4パターンが代表的。業種に応じて1〜2パターンに絞るのが効果的です。
個人の携帯番号を名刺に載せるべき?
営業職なら直通番号として載せるのは一般的ですが、退職後も番号が残るリスクがあります。会社支給の番号やIP電話(050番号)を使うとプライバシーを守れます。
名刺に載せてはいけない情報は?
自宅住所・プライベートSNS・生年月日は載せないのが原則。資格の虚偽記載は法律で罰せられる場合も。守秘義務のある業種は所属部署の記載ルールも確認しましょう。