名刺は、ビジネスの場で初対面の相手に渡す最初の「自己紹介ツール」です。たった91mm×55mmの小さなカードですが、ここに込められた情報やデザインが、あなたの第一印象を大きく左右します。

「名刺を新しく作りたいけど、何をどう載せればいいの?」「レイアウトや用紙の種類が多すぎて選べない」――そんな悩みをお持ちの方は少なくありません。特に独立・起業したばかりの方や、部署異動で肩書きが変わった方にとって、名刺のデザインは意外と頭を悩ませる問題です。

この記事では、名刺に載せるべき情報の整理から、4つの基本レイアウトパターンフォントの選び方用紙の比較、そして印刷費用の相場まで、名刺デザインに必要な知識をすべてまとめました。プロに依頼する場合と自作する場合の比較も掲載していますので、ぜひ参考にしてください。

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名刺に載せるべき情報一覧

名刺に載せる情報は、多すぎても少なすぎてもいけません。相手が「この人に連絡を取りたい」と思ったときに必要な情報が過不足なく揃っていることが大切です。以下に、名刺に掲載する代表的な項目をまとめました。

項目 必須度 記載例 ポイント
氏名 必須 山田 太郎 / Taro Yamada 最も目立つ位置・サイズに配置。ふりがな・ローマ字の併記も効果的
会社名・屋号 必須 株式会社〇〇 / 〇〇デザイン事務所 正式名称を記載。略称は避ける
肩書き・役職 推奨 代表取締役 / 営業部 部長 相手に立場が伝わると信頼感が増す
電話番号 必須 052-000-0000 / 090-0000-0000 固定電話と携帯の両方を載せるケースも多い
メールアドレス 必須 info@example.co.jp 独自ドメインのアドレスが望ましい
住所 推奨 〒460-0000 愛知県名古屋市中区〇〇1-2-3 来社の可能性がある場合は必ず記載
Webサイト 推奨 https://www.example.co.jp URLが長い場合はQRコードとの併用が便利
SNSアカウント 任意 @example_official BtoC向けビジネスでは特に有効
QRコード 任意 (WebサイトやSNSへのリンク) 8mm×8mm以上で配置すると読み取りやすい
ロゴマーク 推奨 (会社・ブランドのロゴ) ブランド認知を高める。高解像度のデータを使用

名刺のスペースは限られています。載せたい情報をすべて詰め込むのではなく、相手にとって必要な情報を優先順位をつけて掲載するのがポイントです。情報量が多い場合は、両面印刷や二つ折り名刺の活用も検討しましょう。

名刺デザインの基本レイアウト4パターン

名刺のレイアウトには大きく4つのパターンがあります。それぞれ印象が異なるため、業種やターゲットに合わせて選ぶことが大切です。

1. 左寄せレイアウト(ビジネスの定番)

名前や会社名を左揃えに配置するスタイルで、日本のビジネスシーンで最も多く使われているレイアウトです。情報が整理されて見えるため、読みやすさに優れています。

  • 向いている業種:金融、不動産、メーカー、商社、士業など
  • 印象:誠実、信頼感、堅実
  • 特徴:左上にロゴ、その下に会社名・肩書き・氏名、右下または下部に連絡先を配置するのが定番

2. センターレイアウト(格式のある印象)

すべての要素を中央揃えに配置するスタイルです。左右対称の美しさがあり、格式の高い印象を与えます。

  • 向いている業種:弁護士、医師、大学教授、役員、老舗企業など
  • 印象:格式、品格、伝統的
  • 特徴:中央に氏名を大きく配置し、その上下に会社名・連絡先をバランスよく置く

3. 縦型レイアウト(個性的・クリエイティブ向け)

名刺を縦向きに使うスタイルです。横型が主流のなかで目を引くため、デザイン性を重視したい方に人気があります。

  • 向いている業種:デザイナー、カメラマン、アーティスト、美容師、飲食店など
  • 印象:個性的、クリエイティブ、モダン
  • 特徴:日本語の縦書きとも相性が良い。写真やイラストを大きく使いやすい

4. 二つ折り名刺(情報量が多い場合)

通常の名刺を二つ折りにした形で、見開き4面分の情報を掲載できるのが最大の強みです。表紙・中面・裏表紙それぞれに役割を持たせることで、カタログ的な使い方も可能です。

  • 向いている業種:サロン、クリニック、コンサルタント、多角経営の企業など
  • 印象:丁寧、情報豊富、高級感
  • 特徴:表紙にロゴ、内面に自己紹介やサービス一覧、裏面に連絡先やQRコードを配置

4つのレイアウトの特徴を比較表でまとめます。

レイアウト 印象 情報量 おすすめの業種
左寄せ 誠実・信頼 普通 金融・メーカー・士業
センター 格式・品格 普通 医師・弁護士・役員
縦型 個性的・モダン やや少なめ デザイナー・美容師・飲食
二つ折り 丁寧・高級感 多い サロン・クリニック・多角経営

フォント選びのポイント

フォントは名刺の「声」のようなものです。同じ情報でも、フォントが変わるだけで読み手が受ける印象は大きく異なります。ビジネスの場にふさわしいフォント選びのポイントをまとめました。

フォント種類 印象 おすすめの業種 代表的なフォント名
明朝体 格式、上品、知的 士業、金融、出版、教育 游明朝、リュウミン、小塚明朝
ゴシック体 モダン、力強い、視認性が高い IT、建設、メーカー、広告 游ゴシック、新ゴ、ヒラギノ角ゴ
丸ゴシック 親しみやすい、やわらかい 保育・教育、福祉、カフェ じゅん、丸フォーク、筑紫A丸ゴシック
手書き風 温かみ、個性的、カジュアル 飲食店、ハンドメイド作家 はんなり明朝、あずきフォント
欧文フォント 洗練、国際的、スタイリッシュ 外資系、デザイン、アパレル Helvetica、Garamond、Futura

名刺の推奨フォントサイズ

名刺は小さな紙面なので、文字サイズの設定が非常に重要です。小さすぎると読めず、大きすぎるとバランスが崩れます。以下の目安を参考にしてください。

要素 推奨サイズ 補足
氏名(日本語) 10〜12pt 名刺で最も大きく、目立たせる要素
氏名(ローマ字) 7〜9pt 日本語名の下に配置するケースが多い
会社名 8〜10pt 氏名より小さめに設定するのが一般的
肩書き・役職 6〜8pt 会社名と氏名の間に配置
住所・電話・メール等 6〜7pt 6pt未満は印刷で潰れるリスクあり

注意点:6pt未満の文字は、印刷方式や用紙によっては潰れて読めなくなる可能性があります。特に明朝体の細い線は小さいサイズでは再現しにくいため、6pt以下で使う場合はゴシック体を選ぶのが無難です。

名刺の用紙選び比較表

名刺を手に取ったとき、まず感じるのは「紙の質感」です。手触りや厚み、光沢感は名刺の印象を大きく左右するため、用紙選びは色やレイアウトと同じくらい重要な要素です。

用紙名 特徴 厚さ 質感 価格帯 おすすめの用途
コート紙 表面に光沢があり、写真やカラーの再現性が高い 180〜220kg つるつる・光沢 安い 写真入り名刺、カラフルなデザイン
マットコート紙 光沢を抑えた上品な仕上がり。落ち着いた印象 180〜220kg さらさら・マット 安い〜普通 ビジネス名刺全般。最も人気が高い
上質紙 コーティングなしの自然な風合い。筆記性に優れる 180〜220kg ざらざら・ナチュラル 安い シンプルなデザイン、モノクロ名刺
ケント紙 硬くてしっかりした手触り。上質紙より白色度が高い 200〜240kg なめらか・しっかり 普通 高級感を出したいビジネス名刺
特殊紙(和紙) 独特の繊維感と風合い。日本的な雰囲気を演出 200〜260kg 独特の風合い 高い 料亭、和食店、伝統工芸、書道家など
特殊紙(エンボス) 表面に凹凸加工があり、高級感と個性を両立 200〜260kg 凹凸・高級感 高い ブランド名刺、経営者・役員の名刺

迷った場合は、マットコート紙の180〜220kgを選んでおけば、ほとんどのビジネスシーンで問題ありません。写真入りのデザインならコート紙、高級感を出したいならケント紙や特殊紙がおすすめです。

なお、ここでいう「kg」は「四六判(788mm×1091mm)の紙1,000枚の重さ」を表す用紙の厚さの単位です。180kgで一般的な名刺の厚み、220kgだとしっかりとした高級感のある厚みになります。

名刺印刷の費用相場

名刺の印刷費用は、枚数・用紙・カラー/モノクロ・片面/両面などの条件によって大きく変わります。ここではネット印刷を利用した場合の一般的な相場と、当社の価格をまとめました。

枚数 ネット印刷 相場
(印刷のみ/片面カラー)
デザイン込み 相場
(印刷+デザイン制作)
当社価格
(デザイン無料)
50枚 400〜1,200円 5,000〜15,000円 お問い合わせください
100枚 500〜2,000円 5,000〜20,000円 980円〜
デザイン制作無料
200枚 800〜2,500円 6,000〜22,000円 1,480円〜
デザイン制作無料
500枚 1,200〜3,500円 7,000〜25,000円 2,480円〜
デザイン制作無料
1,000枚 1,800〜5,000円 8,000〜30,000円 3,480円〜
デザイン制作無料

※ 上記は片面カラー印刷・標準用紙の場合の目安です。両面印刷や特殊紙を選択した場合はプラス料金となります。

印刷のみの価格だけを見ると、ネット印刷各社に大きな差はありません。ただし、デザイン制作費を含めたトータルコストで比較すると差が出てきます。デザイナーに個別に依頼すると1万〜3万円ほどかかるため、当社のようにデザイン無料の印刷会社を選ぶとコストを大幅に抑えられます。

自分で作る vs プロに依頼

最近はCanvaやAdobe Expressなど、無料で名刺デザインができるツールが充実しています。一方で、プロに依頼するメリットも多くあります。それぞれのメリット・デメリットを比較してみましょう。

比較項目 自作(Canva等) プロに依頼
費用 デザイン費0円。印刷費のみで済む デザイン費5,000〜30,000円 + 印刷費
※当社ならデザイン費無料
制作時間 テンプレート利用で30分〜2時間 ヒアリング〜完成まで3〜7日程度
クオリティ テンプレート依存。独自性に限界あり オリジナルデザインで差別化しやすい
修正対応 自分で何度でも修正可能 回数制限がある場合も(当社は何度でも無料)
印刷の品質 入稿データのミスに気づきにくい プロがデータチェック。印刷トラブルが少ない
おすすめの人 コストを最優先したい方
デザイン経験がある方
すぐに必要な方
名刺で差をつけたい方
デザインに自信がない方
入稿作業が不安な方

自作でも十分な名刺は作れますが、「テンプレート感」が出てしまうのが弱点です。ビジネスの場で渡す名刺は会社の顔ともいえるため、予算が許すならプロのデザインを検討する価値は十分にあります。

当社ではデザイン制作を無料でお受けしていますので、「プロに頼みたいけど費用が心配」という方にもご利用いただきやすい価格設定です。

名刺デザインでよくある失敗と対策

名刺を作り慣れていない方が陥りがちな失敗パターンと、その対策を紹介します。

失敗1:情報を詰め込みすぎて読みにくい

あれもこれもと載せた結果、文字だらけの名刺になってしまうケースです。名刺は「すべてを伝えるツール」ではなく「興味を持ってもらうきっかけ」と考えましょう。

対策:掲載項目を10個以内に絞る。補足情報はWebサイトやQRコードに誘導する。

失敗2:フォントを3種類以上使っている

複数のフォントを使いすぎると、まとまりのない印象になります。フォントの統一感が崩れると、それだけで素人っぽい印象を与えてしまいます。

対策:使用するフォントは2種類まで(日本語1書体+英数字1書体が理想)。太さやサイズで変化をつける。

失敗3:端ギリギリまで文字を配置している

仕上がり線の近くに文字を配置すると、断裁のズレで文字が切れてしまう危険があります。特にネット印刷では、±1mm程度の断裁誤差は許容範囲です。

対策:仕上がり線から3mm以上内側に文字を配置する。重要なロゴや氏名は5mm以上の余白をとる。

失敗4:RGB形式のまま入稿してしまう

パソコンの画面はRGB(光の三原色)で表示されますが、印刷はCMYK(インクの四原色)です。RGBのまま入稿すると、画面で見た色と印刷結果が大きく異なる場合があります。

対策:デザインデータはCMYKモードで作成する。Canva等のオンラインツールで作った場合は、PDF入稿時に「印刷用」設定を選択する。

よくある質問(FAQ)

ネット印刷で印刷のみの場合、100枚で500円〜2,000円程度が相場です。デザイン制作も含めて依頼する場合は、5,000円〜30,000円程度が一般的です。当社では100枚980円から承っており、デザイン制作費は無料です。名刺のデザインから印刷まで、追加費用なしで一括対応いたします。
日本の名刺の標準サイズは91mm×55mmで、通称「4号」と呼ばれています。市販の名刺入れや名刺ホルダーはすべてこのサイズに合わせて作られています。欧米の名刺は89mm×51mm(3.5×2インチ)とやや小さめです。小型名刺(85mm×49mm)や二つ折り名刺(182mm×55mm→折って91mm×55mm)なども選べます。
用途によって異なります。両面印刷は、英語併記や地図、QRコード、サービス一覧など掲載情報が多い場合に適しています。片面印刷は、コストを抑えたい場合や、裏面をメモスペースとして活用したい場合に便利です。費用の差は100枚あたり200〜500円程度なので、情報量に応じて選ぶのがおすすめです。
Adobe Illustrator(.ai)形式が最もスムーズです。そのほか、PDF(印刷品質設定)、Photoshop(.psd)にも対応しています。当社ではWord・PowerPoint・Canvaで作ったデータの変換にも無料で対応しています。「入稿データの作り方がわからない」という方も、お気軽にご相談ください。
当社では最短翌営業日の出荷に対応しています。通常納期はデータ入稿確定後3〜5営業日で発送いたします。お急ぎの場合は、お電話(052-684-5557)にてご相談ください。なお、デザイン制作からご依頼いただく場合は、デザイン確定後の起算となります。

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