テクニカルガイド・Illustratorデータ塗り足し処理について

リッチブラック
・高濃度のインク設定
にご注意ください

CMYKの合計値が250%以下になるようにご注意下さい。
オブジェクトCMYKの値が実際のインク量になります、濃度が高い塗り面は「裏写り」「インクの剥がれ」「用紙同士のインクによる接着」などのトラブルが起こる為補償の対象外となります。


特にリッチブラックなどに注意が必要です。

高濃度インク設定とは?

高濃度インク設定

画像はCMYKのカラースライダーのウインドウです。CMYKの合計値が250%を超える色を塗らない様にご注意下さい。
オブジェクトや画像のカラーデータはオブジェクトを選択するか、「スポイトツール」でピンポイントに色を吸うとスライダー上に表示されます。
スウォッチなどの基本設定色から塗っている場合には心配ありませんが、オリジナルの色を塗る場合や、配置した写真のCMYK濃度などに特にご注意下さい。

高濃度の写真や画像はPhotoshopで無いと変更が難しいので分からない場合にはお気軽にスタッフまでご相談下さい。

ライオンai画像

リッチブラックに注意!

リッチブラック

「黒色」にはKインクだけで表現する普通のブラックと、CMYK4色のインクで表現する「深い黒色のリッチブラック」がございます。
リッチブラックを意識的にデザインに取り入れるケースも多いかと思いますが、合計値が250%以上にならないようにご注意下さい。
ちなみにご注文が「モノクロ」でリッチブラックのデータをご入稿頂いた場合にはモノクロデータに変換されてしますのでご注意下さい。

写真のグレースケール化のリッチブラックにも注意!

リッチブラック2

写真画像が一見モノクロに見えても実はCYMのデータが含まれるリッチブラックの状態が良くあるケースです。
グレースケール化ではなくセピア処理をしてしまったなど原因は様々ですが、モノクロ面に使用する画像がKのインク設定だけで制作されたモノクロデータ(グレースケールデータ)であるかどうかご注意下さい。
なお、モノクロでご注文頂きリッチブラックになっている画像データはグレースケール化されてしまいますのでご注意下さい。その際には画像の様に「見え方」が変化します、画像によっては大きく変化してしますのでご注意下さい。

グレースケール化は上部メニューの「編集」→「カラーを編集」→「グレースケールに変換」で簡単に変換可能です。分からない場合にはお気軽にスタッフまでお問い合わせ下さい。

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