ラミネート加工とは
ラミネート加工とは、印刷物の表面に透明なフィルムを貼り合わせる加工方法のことです。紙の表面をフィルムで覆うことで、印刷物を水や汚れ、摩擦から守り、見た目にも美しい仕上がりになります。
ラミネートには大きく分けて「ホットラミネート」と「コールドラミネート」の2種類があります。ホットラミネートは熱を加えてフィルムを圧着する方法で、一般的な印刷物に多く使われています。コールドラミネートは熱を使わず粘着剤でフィルムを貼る方法で、熱に弱い素材やインクジェット印刷物に適しています。
ラミネート加工は、メニュー表や店頭POP、ショップカード、診察券など、繰り返し手に取る印刷物でよく使われています。PP加工と比べるとフィルムが厚く、より強力な保護効果が得られることが特徴です。特に飲食店や美容院など、水気や汚れが気になる場所で使う印刷物には、ラミネート加工がおすすめです。
耐水性・耐久性の向上
メニュー表印刷
水や汚れに強い仕上がり
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ラミネート加工の最大のメリットは、耐水性と耐久性が大きく向上することです。通常の印刷物は、水がかかるとインクが滲んだり、紙がふやけてしまったりします。しかしラミネート加工を施すと、表面がフィルムで完全に覆われるため、水滴がついても拭き取るだけで元通りになります。
飲食店のメニュー表を例に考えてみましょう。お客様がドリンクをこぼしてしまったり、調理中の水しぶきがかかったりすることは珍しくありません。ラミネート加工をしていないメニューは、こうした場面ですぐに汚れたりシミになったりしてしまいます。ラミネート加工をしていれば、さっと拭き取るだけで清潔な状態を保てます。
耐久性の面でも、ラミネート加工の効果は抜群です。未加工の印刷物は、何度も手に取られるうちに角が折れたり、表面が擦れて傷んだりしてきます。ラミネート加工をしておけば、フィルムが表面を守ってくれるので、長期間きれいな状態を維持できます。印刷物の寿命が延びることで、再印刷の手間とコストも減らせるのがうれしいところです。
光沢・マットの選び方
ラミネートフィルムには「光沢(グロス)」と「マット」の2種類があり、仕上がりの印象が大きく異なります。どちらを選ぶかは、印刷物の用途や伝えたいイメージによって決めるのがポイントです。
光沢ラミネートは、表面がツヤツヤと輝く仕上がりになります。色が鮮やかに見え、写真やイラストが美しく映えるため、華やかな印象を与えたいときに向いています。飲食店のメニューで料理写真を目立たせたい場合や、イベントのフライヤーで注目を集めたい場合には、光沢ラミネートがおすすめです。
一方、マットラミネートは、光沢を抑えた落ち着いた質感になります。光の反射が少ないため、文字が読みやすく、上品で洗練された印象を与えます。高級感を演出したいサロンのショップカードや、文字情報が中心の説明資料などには、マットラミネートが適しています。
また、光沢ラミネートは指紋が目立ちやすいのに対し、マットラミネートは指紋が付きにくいという違いもあります。頻繁に手に取る印刷物で清潔感を保ちたい場合は、マットラミネートを選ぶと管理が楽になります。
適した印刷物(メニュー表/POP)
ラミネート加工は、いろいろな印刷物で活用されていますが、特に効果を発揮するのは以下のような用途です。
まず、飲食店のメニュー表です。水や油汚れが付きやすい環境で使用され、何度もお客様の手に渡るメニュー表には、ラミネート加工が欠かせません。汚れてもサッと拭き取れるので、いつも清潔な状態でお客様にお渡しできます。
次に、店頭POPやポスターです。店舗の入り口や屋外に設置するPOPは、日光や雨風にさらされることも多いため、ラミネート加工で保護しておくと安心です。色褪せを防ぎ、長期間きれいな状態を保てます。
また、ショップカードや診察券にもラミネート加工は効果的です。お財布やカードケースに入れて持ち歩くことが多いこれらの印刷物は、摩擦で傷みやすいもの。ラミネート加工をしておけば、何度出し入れしても美しいままです。パンフレットの表紙にも、ラミネート加工がよく使われます。
そのほか、説明書やマニュアル、価格表など、繰り返し参照する資料にもおすすめです。よく触れるページが傷みにくくなり、長く使えるようになります。
コストと効果のバランス
ラミネート加工を検討するとき、気になるのがコストです。確かにラミネート加工を施すと、通常の印刷より費用は上がります。しかし、長い目で見ると、コストパフォーマンスに優れた選択と言えます。
ラミネート加工をしていない印刷物は、汚れや傷みが目立ってくると再印刷が必要になります。頻繁に使うメニュー表やショップカードだと、月に1回以上再印刷することもあるかもしれません。ラミネート加工をしておけば、同じ印刷物を半年から1年以上使い続けられることも珍しくありません。
また、ラミネート加工を施した印刷物は、見た目に高級感があります。お客様に渡すものが美しく仕上がっていると、お店やサービスの印象もよくなります。初期費用は多少かかっても、その分の価値は十分にあると考える経営者の方は多いです。
コストを抑えたい場合は、すべてのページにラミネート加工するのではなく、表紙や特に汚れやすいページだけに加工するという方法もあります。用途に合わせて、賢く加工範囲を選ぶのがおすすめです。
まとめ
ラミネート加工は、印刷物の表面にフィルムを貼り合わせることで、耐水性・耐久性を向上させる加工方法です。メニュー表やPOP、ショップカードなど、繰り返し手に取られる印刷物には特に効果的で、長期間きれいな状態を保てます。
光沢ラミネートは華やかで色が映える仕上がり、マットラミネートは上品で落ち着いた仕上がりになり、用途や伝えたいイメージに合わせて選べます。初期費用はかかりますが、再印刷の頻度が減ることで、長期的にはコスト削減につながります。
印刷物の見た目と耐久性を両立させたいときは、ラミネート加工を検討してみてください。使用環境や予算に合わせた最適な加工方法をお選びいただけますので、お気軽にご相談ください。
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この記事のポイント
- ラミネート加工は印刷物を水・汚れ・摩擦から守る表面加工
- 光沢は華やかな印象、マットは上品な印象を与える
- メニュー表・POP・ショップカード・診察券に効果的
- 再印刷の頻度が減り、長期的なコスト削減につながる