名刺交換をしたとき、相手の名刺がパンの形だったら?きっと忘れられない印象が残るはずです。

型抜き印刷とは、四角形以外の形状に印刷物をカットする加工方法。円形や楕円、ハート型、商品のシルエットなど、オリジナルの形に仕上げることで、手に取った瞬間に強い印象を残せます。

型抜き印刷でこんな効果が

  • 名刺交換後の記憶残存率が約3倍(当社アンケート調べ)
  • ショップカードの持ち帰り率が向上
  • SNSでの「映え」投稿につながりやすい

型抜き印刷とは?なぜ効果的なのか

通常の名刺やカードは四角形が当たり前ですが、型抜きを施した変形名刺や型抜きカードは、それだけで「この人は何か違う」と感じてもらえます。形状そのものがメッセージとなり、業種やサービスを視覚的に伝える効果があるのです。

パン屋・ケーキ屋

食パン型・ケーキ型

美容室・サロン

ハサミ型・ドライヤー型

ペットショップ

犬・猫シルエット型

不動産・住宅

家型・鍵型

型抜きの種類(角丸/円形/完全オリジナル)

型抜きには大きく3つの種類があります。

まず「角丸加工」。これは四角形の角を丸くする加工で、R3mmやR5mmなど丸みの度合いを選べます。既製の型を使うため型代がかからず、納期も短いのが特徴です。角丸名刺の作り方についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

次に「円形・楕円形」などの基本的な幾何学形状。完全な円や六角形、八角形などは、比較的シンプルな型で実現でき、コストを抑えながら個性を出せます。コースターやタグに向いている形状です。

そして「完全オリジナル形状」。企業ロゴやキャラクターの輪郭など、自由な形を実現できます。専用の抜き型を作成するため型代はかかりますが、他にはない唯一無二の印刷物が完成します。

デザイン時の注意点(断裁線)

型抜き印刷で気をつけたいのが断裁線(カットライン)の設定です。

文字やロゴは断裁線から最低3mm以上内側に配置してください。型抜き加工は機械で行うため、わずかなズレが生じる可能性があります。ギリギリに配置すると、文字が途切れたり欠けたりする原因になります。

塗り足しも欠かせません。断裁線の外側3mm程度は背景色を延長させておくことで、断裁時のズレによる白い隙間を防げます。曲線部分や角部分では塗り足しが不足しやすいため、全周にわたって均等に設定しましょう。

また、細すぎる部分や鋭角な部分は破損しやすくなります。最も細い部分でも3mm以上の幅を確保すると、強度のある仕上がりになります。

適した印刷物(ショップカード/タグ)

型抜き印刷と相性が良いのは、持ち帰ってもらうタイプの印刷物です。

代表的なのがショップカード。飲食店や美容室、雑貨店などで、形に工夫を凝らしたカードは記憶に残りやすく、財布の中でも見つけやすいというメリットがあります。

商品タグやプライスカードも型抜き印刷が活きる用途です。アパレルやハンドメイド商品に付けるタグを葉っぱ型や星型にすることで、商品価値を高められます。

ステッカーやコースター、しおりも効果的です。ノベルティとして配布する際、特殊な形状は「捨てにくい」という心理が働き、長く手元に残してもらえます。

型代とコストの関係

型抜き印刷のコストは「型代」と「印刷代」に分かれます。

形状タイプ 型代目安 納期目安
角丸(既製型) 0円〜 3〜5営業日
円形・楕円 3,000〜5,000円 5〜7営業日
オリジナル形状 10,000〜30,000円 7〜10営業日

ポイントは、型代は初回のみの費用だということ。2回目以降の注文では型代が不要になるため、同じデザインで継続使用する場合は長期的にコストパフォーマンスが高くなります。

部数によっても単価は変動します。少部数では割高ですが、500枚、1000枚とまとめて発注すると1枚あたりの単価は下がります。

コスパの良い活用法:名刺500枚を年2回発注する場合、初回のみ型代が発生。2年目からは印刷代のみで型抜き名刺が作れます。

まとめ

型抜き印刷は、形状で個性を表現するブランディング手法です。角丸・円形・完全オリジナルの3種類から、予算と目的に応じて選べます。デザイン時は断裁線から3mm以上の余裕と塗り足しを設定し、細すぎる部分を避けることがポイントです。ショップカードやタグ、ステッカーなど、持ち帰ってもらう印刷物に適しており、型代は初回投資のみ。継続使用で高いコストパフォーマンスを発揮します。形で記憶に残る印刷物を作り、競合との差別化を実現しましょう。