無線綴じと中綴じの違い|冊子印刷の選び方

無線綴じと中綴じの違い

製本方法の選び方ガイド

冊子印刷を検討する際、「無線綴じ」と「中綴じ」のどちらを選ぶべきか迷う方は多いです。製本方法によって、冊子の見た目・耐久性・コストが大きく変わります。この記事では、両者の違いを詳しく解説し、用途に応じた最適な選び方をご紹介します。

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無線綴じとは

無線綴じ(むせんとじ)は、ページを糊で接着して背表紙を作る製本方法です。書籍や雑誌など、厚みのある冊子に広く使われています。

無線綴じの特徴

ページをまとめた後、背の部分を削って糊で接着し、表紙でくるむ方式です。背表紙にタイトルや文字を印刷できるため、本棚に並べたときに内容が一目でわかります。見た目が本格的で、高級感のある仕上がりになるのが最大の特徴です。

無線綴じのメリット

  • ページ数が多くても対応可能:最大300ページ程度まで製本できます。
  • 背表紙に情報を印刷できる:タイトルや巻数を記載でき、保管時に便利です。
  • 高級感のある仕上がり:書店に並ぶ書籍と同じ製本方式で、信頼感があります。
  • 耐久性が高い:適切に製本すれば、長期保存に耐えられます。

無線綴じのデメリット

  • 最低ページ数の制限:通常28ページ以上が必要で、薄い冊子には不向きです。
  • 開きにくい:ノド(綴じ側)まで完全に開かないため、見開きデザインには注意が必要です。
  • コストが高め:中綴じに比べて加工工程が多く、単価が上がります。

無線綴じは、冊子印刷サービスの中でも特に本格的な仕上がりを求める場合に最適です。

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中綴じ(なかとじ)は、見開きページを重ねて中央をホチキス(針金)で留める製本方法です。雑誌やパンフレットでよく使われます。

中綴じの特徴

用紙を二つ折りにして重ね、中央を2〜3箇所ホチキスで留める方式です。開いたときに180度フラットになるため、見開きデザインが映えます。製本工程がシンプルなため、コストを抑えられるのが特徴です。

中綴じのメリット

  • 完全に開く:ノドまで平らに開くため、見開きデザインや写真が途切れません。
  • 少ページ数に対応:8ページから製本可能で、薄い冊子に最適です。
  • コストが安い:工程が少ないため、無線綴じより単価を抑えられます。
  • 納期が早い:加工がシンプルなため、短納期対応しやすいです。

中綴じのデメリット

  • ページ数の制限:通常60ページ程度が上限で、厚い冊子には不向きです。
  • 背表紙がない:タイトルを背に印刷できないため、本棚での識別が難しいです。
  • 耐久性がやや低い:針金が錆びたり、外れたりする可能性があります。
  • 4の倍数ページが必須:ページ構成に制約があり、自由度が低いです。

無線綴じと中綴じの比較表

両者の違いを一覧表で比較します。選択の参考にしてください。

項目 無線綴じ 中綴じ
ページ数 28〜300ページ程度 8〜60ページ程度
背表紙 あり(印刷可能) なし
開き方 完全には開かない 180度フラットに開く
コスト やや高め 安価
耐久性 高い 普通
高級感 高い 普通
納期 やや長め 短め

この比較表をもとに、用途に合った製本方法を選びましょう。デザインから依頼したい場合は、デザイン制作サービスもご利用いただけます。

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用途別の選び方ガイド

具体的な用途に応じて、どちらの製本方法を選ぶべきか解説します。

会社案内・企業パンフレット

ページ数が多く、長期保存する会社案内には無線綴じが最適です。背表紙に社名を印刷でき、書棚での識別が容易です。ただし、16〜24ページ程度の簡易版なら、コストを抑えた中綴じも選択肢になります。

商品カタログ

商品点数が多く、ページ数が多いカタログは無線綴じを推奨します。頻繁に参照される場合、耐久性が重要です。季節限定など短期使用のカタログなら、中綴じでコストを抑えるのも効果的です。

イベントパンフレット

展示会や講演会の配布資料には中綴じが向いています。8〜16ページ程度の薄い冊子が多く、見開きで地図やスケジュールを表示できる利点があります。一時的な使用が前提なら、低コストの中綴じが合理的です。

報告書・論文集

ページ数が多く、保存性が求められる報告書は無線綴じ一択です。背表紙に年度や内容を記載でき、アーカイブ管理が容易になります。50ページを超える場合、中綴じは物理的に困難です。

フリーペーパー・会報誌

定期発行物で配布コストを抑えたい場合は中綴じがおすすめです。月刊誌や季刊誌など、一時的な情報提供が目的なら、低コストで納期が早い中綴じが効率的です。

同人誌・作品集

ページ数と用途で使い分けます。20ページ以下の薄い本なら中綴じ、それ以上なら無線綴じが標準的です。イラスト集で見開きを重視するなら、ページ数にかかわらず中綴じを選ぶ方もいます。

コストと品質のバランス

予算と品質要求のバランスを取ることが重要です。ここでは実際の価格感と選択基準をご紹介します。

価格差の目安

同じページ数・部数の場合、無線綴じは中綴じの1.3〜1.5倍程度のコストがかかります。例えば、A4サイズ24ページ100部の場合、中綴じが約3万円なら、無線綴じは約4〜4.5万円が相場です。ただし、ページ数が増えるほど価格差は縮まります。

予算に応じた選択

予算が限られる場合、中綴じを選んで部数を増やす方が配布効果は高まります。逆に、企業ブランディングが目的なら、少部数でも無線綴じの高級感が有効です。配布対象や目的に応じて、優先順位を明確にしましょう。

データ作成時の注意点

製本方法によって、データ作成時に気をつけるポイントが異なります。

無線綴じのデータ作成

ノド側(綴じ側)に余白を多めに取る必要があります。通常、外側より5〜10mm多く余白を設定します。また、背表紙のデータが別途必要です。背幅はページ数と用紙厚で計算されるため、印刷会社に確認してから作成しましょう。詳しくはデータ入稿ガイドをご覧ください。

中綴じのデータ作成

ページ数は必ず4の倍数(表紙含む)にします。見開きデザインの場合、ノドまでデザインを広げられるのが利点です。ただし、中央のページほどノドが深くなる「ページクリープ」現象に注意が必要です。重要な情報はノドから10mm以上離して配置しましょう。

失敗しない製本方法の決め方

最終的な選択基準をチェックリストで確認します。

選択チェックリスト

  • ページ数は何ページか?(28ページ以上なら無線綴じ、以下なら中綴じ)
  • 背表紙が必要か?(必要なら無線綴じ)
  • 見開きデザインを使うか?(重視するなら中綴じ)
  • 長期保存するか?(長期保存なら無線綴じ)
  • 予算に制約があるか?(厳しいなら中綴じ)
  • 納期はどのくらいか?(急ぎなら中綴じ)

これらの条件を総合的に判断して、最適な製本方法を選びましょう。判断に迷う場合は、お気軽にご相談ください。

まとめ

無線綴じと中綴じは、それぞれ異なる特徴とメリットがあります。無線綴じは28ページ以上の厚い冊子に適し、背表紙への印刷が可能で高級感があります。耐久性が高く、会社案内やカタログに最適です。

中綴じは8〜60ページの薄い冊子向きで、180度フラットに開くため見開きデザインに最適です。コストが安く納期も短いため、イベントパンフレットや定期刊行物に向いています。

選択の基準は、ページ数・用途・予算・納期です。28ページ以上なら無線綴じ、以下なら中綴じが基本ですが、見開きデザインを重視する場合や、予算・納期に制約がある場合は中綴じを選ぶのも有効です。データ作成時は、製本方法に応じたノド余白の設定を忘れずに行いましょう。

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