商品券や金券は現金と同じ価値を持つため、偽造対策は欠かせません。お店の信用を守り、トラブルを未然に防ぐためにも、発行前にしっかりとセキュリティを考えておきましょう。この記事では、金券印刷で使える7つの偽造防止対策と、発行後の管理方法をまとめました。

金券印刷に必要なセキュリティ

金券のセキュリティは「物理的な偽造防止」と「発行管理」の2つの面から考えます。物理的な偽造防止とは、印刷技術や特殊な素材を使ってコピーや偽造を難しくすること。発行管理とは、何枚発行して、いつ誰が使ったかを記録する仕組みです。

金券の額面や使用範囲によって、必要なセキュリティレベルは変わります。高額な商品券や、複数店舗で使う金券ほど、より多くの対策を組み合わせましょう。一般的には3つ以上のセキュリティ対策を併用することをおすすめします。

ナンバリング管理の重要性

ナンバリング(連番印刷)は、金券セキュリティの基本です。1枚ずつ固有の番号を印字することで、発行枚数の把握、使用状況の追跡、偽造券の発見が可能になります。

番号は6〜8桁が一般的で、0001から連番で印刷します。バーコードやQRコードと併用すれば、レジでの読み取り確認もスムーズ。特に多店舗で使用する金券では、オンラインで即時照合できるシステムと組み合わせると効果的です。チケット印刷でもナンバリングは活用されています。

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特殊用紙(偽造防止用紙)の活用

偽造防止用紙は、コピー機やスキャナーでの複製を困難にする加工が施された用紙です。代表的なものに「コピーガード用紙」があり、複写すると「COPY」「複製」などの文字が浮き出ます。

透かし(ウォーターマーク)入り用紙も効果的です。紙を光にかざすと模様が浮かび上がるため、本物かどうかがすぐにわかります。紙幣にも使われている技術なので、信頼性も高いです。赤や青の細い繊維が混ぜ込まれた「セキュリティ繊維入り用紙」もあります。

マイクロ文字・地紋印刷

マイクロ文字とは、肉眼では線や模様に見えるほど小さな文字のこと。0.2〜0.5mm程度の高さで印刷され、拡大鏡を使って初めて文字として読めます。一般的なコピー機やスキャナーでは再現できないため、偽造防止に効果的です。

地紋印刷は、背景に複雑な幾何学模様を印刷する技術。スキャン時にモアレ(干渉縞)が発生しやすく、きれいな複製が難しくなります。地紋の中に「COPY」などの潜像文字を組み込めば、複製すると文字が浮かび上がる仕組みも作れます。

ホログラム加工

ホログラムは、見る角度によって色や模様が変わる特殊な箔です。クレジットカードにも使われている高度な技術で、一般的な印刷では再現できません。

既製の模様を使う「汎用ホログラム」は比較的安価に導入でき、企業ロゴ入りの「オリジナルホログラム」は高額ですが最高レベルのセキュリティになります。金額表示の近くや券面の中央など目立つ場所に貼付し、剥がすと破れる素材を使えば貼り替え不正も防げます。

管理台帳の作成方法

物理的なセキュリティ対策と同じくらい大切なのが発行管理台帳です。発行日、ナンバリング番号の範囲、発行枚数、発行先、有効期限を記録しましょう。

金券が使用された際は、番号・使用日時・使用店舗・使用金額を記録します。定期的に台帳と突き合わせることで、不正使用を早期に発見できます。未使用の金券は施錠できる場所で保管し、出庫時には必ず記録を残してください。台帳は最低5年間は保管しておくと安心です。