コンサートやフェス、セミナー、展示会など、イベントを開催する際にチケットは欠かせないアイテムです。しかし、チケットには単なる入場券としての役割だけでなく、偽造を防ぎながら来場者の期待感を高めるデザインが求められます。本記事では、イベント会社やイベント主催者に向けて、チケット印刷のポイントをご紹介します。
イベントチケットの種類
イベントチケットは、使用シーンや目的によって形状やサイズが異なります。代表的なものを見ていきましょう。
スタンダードチケット
最も一般的なのが、横長の長方形タイプです。148mm×50mm程度のサイズが多く、コンサートやライブ、演劇公演などで広く使われています。半券を設けることで、入場時にもぎり取って管理することができます。
フルサイズチケット
A6サイズ(148mm×105mm)やそれ以上の大きなチケットは、記念として保管しやすく、デザインの自由度も高いのが特徴です。フェスやアート展など、チケット自体をノベルティとして活用したい場合に適しています。
回数券・連券タイプ
複数回使用できる回数券や、複数日程のイベント用に連なったチケットも人気です。ミシン目で切り離せる仕様にすることで、使用回ごとの管理がしやすくなります。
ナンバリング・ミシン目加工
チケット印刷で特に需要が高いのが、ナンバリングとミシン目加工です。
ナンバリングの活用
1枚ずつ異なる番号を印刷するナンバリングは、入場管理と偽造防止の両面で効果を発揮します。座席指定のあるイベントでは席番号と連動させたり、抽選会場で当選番号の照合に使ったりと、活用方法はさまざまです。チケットのセキュリティ機能についてはこちらの記事でも取り上げています。
ミシン目加工のメリット
ミシン目を入れることで、半券と本券をきれいに分離できます。来場者には本券をお渡しし、半券は主催者側で回収するという運用が一般的です。また、ミシン目の位置やパターンを工夫することで、偽造されにくいチケットを作ることができます。チケットの作り方も参考にしてください。
偽造防止対策(ホログラム/特殊用紙)
人気イベントでは、偽造チケットによる不正入場が問題になることがあります。偽造を防ぐための対策を事前に講じておきましょう。
ホログラム加工
見る角度によって色や模様が変化するホログラムは、視覚的に真偽を判別しやすいセキュリティ機能です。シール状のものを貼り付ける方法と、箔押しで直接印刷する方法があります。オリジナルデザインのホログラムを作成すれば、偽造のハードルはさらに上がります。
特殊用紙の使用
コピーすると「COPY」の文字が浮かび上がる地紋入り用紙や、透かしが入った用紙を使うことで、複製を困難にできます。また、厚手のコート紙やマットコート紙など質感のある用紙を選ぶと、手触りでも本物と偽物の違いがわかりやすくなります。
UV印刷
通常の光では見えず、ブラックライトを当てると浮かび上がる特殊インクを使った印刷です。入場ゲートでブラックライトを照射すれば、瞬時に真偽を確認できます。