CD・DVD・Blu-ray メディア別ジャケット印刷ガイド
CD・DVD・Blu-rayではケースの形状やジャケットのサイズが異なります。メディアごとの特徴と、ジャケット印刷時に知っておくべき仕様の違いをまとめましたします。
CD・DVD・Blu-rayの基本知識
CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、Blu-ray(Blu-ray Disc)は、いずれも直径12cmの光ディスクメディアですが、記録容量や用途が大きく異なります。CDは音楽メディアとして1982年に登場し、現在もインディーズを中心に根強い需要があります。
DVDは映像メディアとして普及し、ライブDVDやミュージックビデオ集などの音楽映像作品に広く使われています。Blu-rayはDVDの後継規格で、高画質な映像を収録できるため、ライブ映像や映画作品に採用されています。いずれのメディアも、パッケージの完成度が作品の価値を高める重要な要素です。
ジャケット印刷においては、メディアの種類よりも「どのケースを使うか」が重要なポイントになります。同じCDでもジュエルケース・スリムケース・デジパックなど複数のケース形状があり、それぞれジャケットのサイズや構造が異なります。まずはケースの種類を決めてから、ジャケットのデザインに取り掛かりましょう。
メディア別スペック比較
CD・DVD・Blu-rayの主な仕様を一覧で比較します。ジャケット印刷に関わる情報を中心にまとめていますので、メディア選択の参考にしてください。
| 項目 | CD | DVD | Blu-ray |
|---|---|---|---|
| ディスク直径 | 12cm | 12cm | 12cm |
| 記録容量 | 約700MB(80分) | 約4.7GB(片面1層) | 約25GB(片面1層) |
| 主な用途 | 音楽、データ | 映像、音楽映像 | 高画質映像 |
| 標準ケース | ジュエルケース | トールケース | Blu-rayケース |
| ジャケットサイズ | 約120×120mm | 約183×130mm | 約172×130mm |
ジャケットサイズはケースの種類によって異なりますので、上記はあくまで標準的なケースの場合の目安です。特にDVDとBlu-rayはケースの背幅がディスク枚数によって変わるため、実際のテンプレートサイズを確認してからデザインを始めてください。
ケースの種類と特徴
メディアの種類に関わらず、ケース選びがジャケットの仕様を決定づけます。主なケースの種類と、それぞれの特徴・向いている用途をご紹介します。
メディア別ジャケットデザインの注意点
各メディア・ケースでジャケットを制作する際に、特に気をつけるべきポイントをまとめました。入稿前にチェックしておくと、仕上がりのトラブルを防げます。
CDジャケットの注意点
CDジュエルケースの場合、フロントジャケットはケースの爪で固定されるため、上下左右に若干の遊びがあります。デザインの端に重要な情報を配置すると隠れてしまう可能性があるため、仕上がり線より5mm以上内側に収めましょう。また、バックインレイは背表紙部分(約6.5mm幅)を含む展開サイズで作成する必要があります。
DVDジャケットの注意点
DVDトールケースのジャケットは、ケース内側から透明カバーを通して見える構造です。表1(フロント)・背表紙・表4(バック)が一枚の展開データとなります。背幅はディスク1枚用(14mm)と2枚用(約19mm)で異なりますので、ケースの種類に合わせたテンプレートを使用してください。
Blu-rayジャケットの注意点
Blu-rayケースはDVDトールケースと似た構造ですが、やや薄い(11mm厚)のが特徴です。そのため背幅も狭くなります。また、Blu-rayにはBlu-rayディスクを示すロゴの表記ルールがある場合がありますので、ライセンス要件を事前に確認しておくと安心です。ジャケットのデザインテンプレートはDVDとは別のものを使用してください。
用途別おすすめメディアとケース
制作する作品の内容や販売方法によって、最適なメディアとケースの組み合わせは異なります。以下に、よくある用途別のおすすめをまとめました。
音楽アルバム・シングル
音楽作品にはCDが最も一般的です。アルバムならジュエルケース+4Pジャケット、シングルならスリムケース+2Pジャケットが定番の組み合わせです。特別仕様の限定盤にはデジパックも人気があります。販売チャネルガイドも合わせて参考にしてください。
ライブ映像・MV集
映像作品にはDVDまたはBlu-rayを選びます。画質を重視する場合はBlu-ray、コストを抑えたい場合や再生環境の幅広さを重視する場合はDVDがおすすめです。トールケースのジャケットはCDより印刷面積が大きいため、ライブ写真をダイナミックに配置できます。
CD+DVD / CD+Blu-rayセット
音楽CDとライブ映像DVDをセットで販売するケースも増えています。この場合は2枚組用のケースを選ぶか、CDとDVDそれぞれ別のケースに収めてスリーブ(外箱)でまとめる方法があります。セット商品のパッケージについてはお問い合わせください。