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紙の厚さ早見表|コピー用紙・コート紙・上質紙の厚み一覧とkg換算

公開日:2026年2月26日 カテゴリ:印刷の基礎知識

紙の厚さで迷いやすいのは、「同じ 110kg でもコート紙と上質紙で厚みが違う」「名刺とチラシで適正な紙の厚さが違う」「厚くするといくら上がるか想像しにくい」の3つです。まずは μm / mm 単位で把握してから、印刷物ごとの標準紙厚と価格感へつなげると選びやすくなります。

kg を mm で把握したい商品別の標準を知りたいそのまま価格も見たい
厚さの異なる印刷用紙を重ねて断面が見えるように並べた写真

用紙の厚さによる見た目・手触りの違い

先に結論

  1. 同じ kg 表記でも、コート紙・マット紙・上質紙で実際の厚みは変わる
  2. 用紙厚は「印象」だけでなく、名刺・チラシ・チケットなど用途ごとに決める
  3. 最後は商品ページと価格表で、紙種と厚みをセットで確定する

症状から読む目次

  1. 先に結論|厚さ判断の基準
  2. この記事のあとにやること
  3. 価格表から商品を選ぶ
  4. 用紙を相談する

最初の1歩

用紙厚を見たあと、商品別の価格と仕様を確認する

厚さだけ分かっても、商品ごとの標準紙や価格差まで見ないと決め切れません。ここから名刺・チラシ・ポスターなどの比較へ進めます。

紙種の違いから見直したい場合は 用紙の種類ガイド も確認できます。

「○kg」とは何か — 紙の厚さの単位

印刷用紙のカタログに書かれている「90kg」「135kg」などの数字は連量(れんりょう)と呼ばれる単位です。原紙(四六判:788mm×1091mm)を1,000枚重ねたときの重さがそのまま「kg」表記になっています。

つまり「コート紙135kg」は、四六判サイズのコート紙を1,000枚積み上げると135kgになるという意味です。紙が厚いほど1枚あたりの重さが増えるため、kgの数字が大きい=厚い紙、と考えて問題ありません。

坪量(g/m²)との違い

もうひとつよく使われる単位が坪量(つぼりょう)です。1m²あたりの紙の重さをグラムで表したもので、ISO国際規格に準拠しています。海外の用紙や業務用複合機の設定では坪量が使われることが多く、連量は日本の印刷業界独自の慣習です。

たとえば「コート紙135kg」は坪量に換算すると約157g/m²です。連量と坪量は紙のサイズ基準が違うだけで、どちらも「紙の重さから厚みを推測する」指標という点では同じです。

同じkgでも紙の種類で厚さが違う理由

コート紙110kgは約0.11mm、上質紙110kgは約0.15mm。同じ「110kg」でも厚さに差があります。これは紙の密度の違いが原因です。コート紙は表面に塗料を塗って圧縮しているため密度が高く、同じ重さでも薄くなります。一方、上質紙はパルプ繊維がふんわりしているため、同じ重さでも厚みが出ます。

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用紙の種類と厚さ一覧表

代表的な3種類の印刷用紙について、連量(kg)ごとの厚さ(mm)をまとめました。

紙種 55kg 70kg 90kg 110kg 135kg 180kg 220kg
コート紙 0.06mm 0.07mm 0.09mm 0.11mm 0.13mm 0.18mm 0.23mm
マットコート紙 0.07mm 0.08mm 0.10mm 0.13mm 0.16mm 0.21mm 0.27mm
上質紙 0.08mm 0.09mm 0.12mm 0.15mm 0.18mm 0.24mm 0.29mm

コート紙の特徴

表面にツヤのある塗工紙。写真やカラーイラストの発色がよく、チラシ・折パンフレット印刷・ポスターで最も多く使われます。光沢があるためインクの乗りが良い反面、鉛筆やボールペンでの書き込みには不向きです。

マットコート紙の特徴

コート紙と同じく塗工紙ですが、表面のツヤを抑えた仕上がり。落ち着いた上品な印象で、高級感のある折パンフレット印刷や会社案内でよく選ばれます。光の反射が少ないため文字が読みやすく、写真とテキストが混在するデザインに向いています。

上質紙の特徴

塗工処理をしていない、いわゆる「普通の紙」に近い質感。ざらっとした手触りで、鉛筆やボールペンでの筆記に適しています。コピー用紙も上質紙の一種です。アンケート用紙やFAX送信票、書き込みが必要なチケットなどに向いています。

印刷物別おすすめ紙厚ガイド

薄いチラシから厚手カードまで用途別の印刷物を並べた写真

kg数ごとの厚さと代表的な用途の対応図

印刷物の用途によって、適切な紙の厚さは異なります。薄すぎると安っぽく見え、厚すぎるとコストが上がります。下の表を目安に選んでください。

印刷物 薄め(配布系) 標準 厚め(高級感)
チラシ 90kg 110kg 135kg
名刺 180kg 220kg
チケット 110kg 135kg 180kg
ポスター 110kg 135kg
ショップカード印刷 180kg 220kg
包装紙印刷 55kg 70kg 90kg
CDジャケット印刷 135kg 180kg

チラシ — 90〜135kg

ポスティングや新聞折込で大量に配布するなら90kgが定番。コストを抑えつつ十分な印刷品質を確保できます。店頭で手渡しするチラシは110kgにすると、受け取ったときに「しっかりしている」と感じてもらえます。不動産や高額商材のチラシは135kgで重厚感を出すのも手です。

名刺 — 180〜220kg

名刺は手に取って触れるものなので、厚さが印象に直結します。180kgが業界の標準ライン。初対面で好印象を与えたいなら220kgの厚手がおすすめです。薄い紙の名刺は「安い会社」という印象を与えかねないため、最低でも180kgは確保しましょう。

チケット — 110〜180kg

もぎり(半券切り離し)があるチケットは135kgが扱いやすい厚さです。薄すぎるとミシン目で破れやすく、厚すぎると切り離しにくくなります。入場券や食事券など保管性を重視するなら180kgも選択肢に入ります。

ポスター — 110〜135kg

掲示する期間と場所で選びます。短期間の告知ポスターなら110kgで十分。長期間掲示するなら135kgにするとたわみにくく、見栄えが長持ちします。ただしポスターで180kg以上を使うことは稀で、厚すぎると丸めにくくなるデメリットがあります。

ショップカード印刷 — 180〜220kg

名刺と同様、手に取る印刷物です。お客さんの財布やカード入れに入れてもらうことを考えると、180kg以上が必須。スタンプ欄がある場合は、押印しやすい上質紙やマットコート紙が向いています。

包装紙印刷 — 55〜90kg

商品を包む用途のため、薄くてしなやかな紙が適しています。55〜70kgが主流で、折り曲げやすさが重要です。90kgになるとかなりしっかりした包装紙印刷になり、ギフトボックスの包装やブランドの高級感演出に使われます。

CDジャケット印刷 — 135〜180kg

CDケースに収める印刷物なので、厚すぎるとケースに入りません。ジャケットカバーは135kgが標準。帯やブックレットは110〜135kgで作り、表紙だけ180kgにして差をつける方法もあります。

身近なものとの厚さ比較

「0.13mm」と言われても感覚的にわかりづらいので、身の回りのものと比較してみましょう。

比較対象 厚さ(mm) 近い用紙
コピー用紙 0.09 上質紙70kg
年賀はがき 0.23 コート紙220kg
名刺(一般的) 0.27 マットコート紙220kg
交通系ICカード 0.76 —(紙では再現不可)

コピー用紙の厚さが上質紙70kg相当。年賀はがきがコート紙220kg相当です。用紙サンプルが手元にないときは、こうした身近なものの厚さを基準にイメージすると選びやすくなります。

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よくある質問(FAQ)

この記事のあとにやること

厚さの目安が分かったら、次は商品ごとの標準紙と価格差を見ながら実際の仕様へ落とし込む段階です。

1

用途を決める

名刺、チラシ、チケット、ポスターなど、まず印刷物の用途を確定します。

2

紙種と厚さを絞る

コート・マット・上質から質感を選び、標準か高級感重視かで厚みを決めます。

3

商品と価格を確認する

商品ページや価格表で、紙種変更時の費用差と発注条件を確認します。

ここから次へ進む

用紙厚を見たあと、商品別の価格と仕様をまとめて確認する

mm 感覚がつかめたら、次はどの商品でどの紙を選ぶかを比較して、そのまま見積もりまで進めます。

紙種の違いから見直したい場合は 用紙の種類ガイド も確認できます。

最後に確認

用紙厚の確認後、そのまま商品別の価格と仕様まで固める

厚さだけで止めず、紙種と価格差まで見ておくと、見積もりや相談がかなり具体的になります。

紙種の違いから見直したい場合は 用紙の種類ガイド も確認できます。

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紙の厚みを実物で確かめたい方へ

数値だけでは判断しにくい紙の厚み。「110kgと135kgはどれくらい違う?」「マットコート220kgのしっかり感は実際どうなのか」 ——こうした悩みは、実物を一度触って確かめるのが一番確実です。アイリィデザインでは、検討中の方に印刷物別のおすすめ厚みでサンプルをお届けしています。商品ページで用紙オプションを選ぶ際の判断材料にどうぞ。

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