パンフレットは企業や商品の「顔」となる重要な販促ツールです。しかし、「どうレイアウトすればいいか分からない」「配色のセンスがない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、デザインの専門知識がなくても伝わるパンフレットを作るコツを、レイアウト・配色・構成の3つの観点から徹底解説します。
パンフレットレイアウトの基本原則
美しいパンフレットには共通する「デザインの法則」があります。以下の4つの原則を押さえることで、素人でもプロっぽいレイアウトが実現できます。
1. 近接(Proximity)- 関連情報をグループ化
関連する情報は近くに配置し、無関係な情報とは距離を置きます。これにより、読み手は情報の関係性を直感的に理解できます。
良い例
商品写真の近くに商品名・価格・特徴を配置し、それをひとつのグループとして枠で囲む
2. 整列(Alignment)- 要素を揃える
テキストや画像の端を揃えることで、整然とした印象を与えます。左揃え・中央揃え・右揃えを混在させず、統一することが重要です。
プロのテクニック
見えないグリッド線を意識してデザインしましょう。A4三つ折りなら、縦に3分割したグリッドに沿って要素を配置すると自然にまとまります。
3. 反復(Repetition)- 統一感を出す
見出しのスタイル、色、フォントなどを繰り返し使用することで、統一感のあるデザインに仕上がります。
4. コントラスト(Contrast)- メリハリをつける
重要な情報は大きく、補足情報は小さく。目立たせたい部分とそうでない部分に明確な差をつけることで、情報の優先順位が伝わります。
配色のコツ - 3色ルール
パンフレットの配色で迷ったら、3色ルールを活用しましょう。
| 色の役割 | 比率 | 使用場所 |
|---|---|---|
| ベースカラー | 70% | 背景、余白、本文の下地 |
| メインカラー | 25% | 見出し、重要な要素、帯 |
| アクセントカラー | 5% | ボタン、強調したいポイント |
業種別おすすめ配色
コーポレート(会社案内)
信頼感・安定感を演出
医療・健康
清潔感・安心感を演出
飲食・フード
食欲増進・温かみを演出
情報構成の5ステップ
いきなりデザインを始めるのではなく、まず情報を整理することが重要です。以下の5ステップで進めましょう。
- 目的を明確にする
「何のためのパンフレットか」を一言で言えるようにする - ターゲットを設定する
誰に読んでもらいたいかを具体的にイメージする - 伝えたい情報を書き出す
載せたい内容をすべてリストアップする - 優先順位をつける
「絶対に伝えたいこと」と「できれば伝えたいこと」を分ける - 削る・まとめる
情報を厳選し、本当に必要なものだけを残す
よくある失敗
「せっかくだからあれも載せたい」と情報を詰め込みすぎて、結局何も伝わらないパンフレットになってしまうケースが多いです。「削る勇気」を持ちましょう。
用途別デザインポイント
会社案内パンフレット
| 重要ポイント | 企業理念・沿革・事業内容を分かりやすく |
| 写真 | オフィス・社員・実績写真を効果的に配置 |
| トーン | 信頼感・安定感のある落ち着いたデザイン |
製品カタログ
| 重要ポイント | 商品の魅力・スペック・価格を明確に |
| 写真 | 高品質な商品写真が必須 |
| トーン | 商品イメージに合わせた配色・雰囲気 |
イベント・キャンペーン用
| 重要ポイント | 日時・場所・参加方法を目立つ位置に |
| 写真 | 過去のイベント写真やイメージ画像 |
| トーン | ワクワク感・期待感を演出する明るいデザイン |
印刷前の最終チェックリスト
入稿前に確認すべき10項目
- 誤字脱字はないか
- 電話番号・住所・URLは正しいか
- 写真の解像度は十分か(350dpi推奨)
- 塗り足しは設定されているか
- 文字は端から3mm以上離れているか
- フォントはアウトライン化されているか
- カラーモードはCMYKか
- 折り位置は正しいか
- 表裏の天地は合っているか
- 第三者に読んでもらって意見をもらったか