チラシデザインの作り方完全ガイド|レイアウト・配色・費用まで徹底解説
チラシデザインの基本から費用まで、この1記事で丸わかり
レイアウト / 配色 / 掲載情報 / サイズ選び / 費用相場 / 自作 vs 外注
チラシは、店舗の集客やイベント告知、新商品の販促に欠かせない定番ツールです。しかし、同じ内容でもデザインの良し悪しで反応率が2〜3倍変わると言われています。
「初めてチラシを作るけど何から始めればいい?」「デザインの基本を一通り押さえておきたい」という方のために、この記事ではチラシデザインの作り方を基本レイアウトから配色、掲載すべき情報、サイズ選び、費用相場まで網羅的に解説します。
自作する場合のツール比較やプロに依頼する場合の流れも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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チラシの基本レイアウト
チラシのレイアウトは、読み手の視線の動きに合わせて情報を配置することが鍵になります。代表的な3つのレイアウトパターンを押さえておきましょう。
Z型レイアウト(横書きチラシの基本)
人間の視線は横書きの紙面を「左上 → 右上 → 左下 → 右下」とアルファベットのZの字に沿って動きます。日本語の横書きチラシでは最も定番のレイアウトです。
- 左上(視線の始点):ロゴや店名を配置し、ブランドを認知させる
- 右上:キャッチコピーやメインビジュアルで興味を引く
- 中央:サービス内容や商品情報を詳しく伝える
- 左下:料金や特典など判断材料を提示する
- 右下(視線の終点):電話番号・QRコードなどCTAを配置する
N型レイアウト(縦書きチラシ向け)
縦書きの和風チラシや、日本語の伝統的なレイアウトに適したパターンです。視線は「右上 → 右下 → 左上 → 左下」とNの字(縦書きの読み順)に動きます。
- 右上:キャッチコピーや店名(最初に目に入る場所)
- 右下:メインビジュアルやサービス説明
- 左上:料金・詳細情報
- 左下:連絡先・地図などのCTA
和食店、旅館、神社仏閣のイベント告知など、和の雰囲気を出したいチラシに向いています。
グリッドレイアウト(情報整理向け)
紙面を格子状に分割し、それぞれのブロックに情報を整理して配置する方法です。複数のメニューやサービスを並列に紹介したい場合に適しています。
- 2分割:ビフォーアフターや比較に最適
- 3分割:3つのプランやコース紹介に最適
- 4分割以上:メニュー一覧やカタログ型チラシに最適
| レイアウト | 向いているチラシ | 視線の流れ | 難易度 |
|---|---|---|---|
| Z型 | 横書き全般、セール告知、イベント | 左上→右上→左下→右下 | 初心者向け |
| N型 | 縦書き、和風、伝統的なデザイン | 右上→右下→左上→左下 | 中級者向け |
| グリッド | メニュー一覧、複数サービス紹介 | 上から下、左から右 | 初心者〜中級者 |
ポイント
迷ったらZ型レイアウトから始めましょう。横書きチラシの約7割はZ型で構成されており、読み手にとっても自然な流れで情報が伝わります。
効果的な配色パターン
チラシの色づかいは、見る人の第一印象を左右します。業種やターゲットに合った配色を選ぶことで、手に取ってもらえる確率が高まります。以下の表を参考に、メインカラーとサブカラーを決めましょう。
| 業種 | メインカラー | サブカラー | 印象・効果 |
|---|---|---|---|
| 飲食店 | 赤・オレンジ | 黄色・茶色 | 食欲増進、温かみ、活気 |
| 美容サロン | ピンク・紫 | 白・ゴールド | 女性らしさ、高級感、癒し |
| 不動産 | 青・緑 | 白・グレー | 信頼感、安心感、誠実さ |
| 学習塾 | 青・紺 | 白・オレンジ | 知性、集中力、やる気 |
| 医療・歯科 | 水色・白 | 緑・ベージュ | 清潔感、安心感、優しさ |
| イベント | 赤・黒 | 黄色・金 | インパクト、興奮、特別感 |
ポイント
色数は「メインカラー + サブカラー + アクセントカラー」の3色以内に抑えるのが基本です。色が多すぎると視線が散らばり、何を伝えたいチラシなのか分かりにくくなります。
チラシに載せるべき情報チェックリスト
「何を載せればいいか分からない」という方向けに、チラシに掲載すべき情報を優先度付きでまとめました。必須項目を押さえたうえで、推奨・任意の項目を追加していきましょう。
| 項目 | 必須度 | 掲載位置の目安 | ポイント |
|---|---|---|---|
| キャッチコピー | 必須 | 上部(最も目立つ位置) | 20文字以内で具体的なメリットを伝える |
| メイン画像 | 必須 | 上部〜中央 | 商品・サービスが一目で伝わる写真やイラスト |
| サービス内容 | 必須 | 中央 | 箇条書きで簡潔に。長文は避ける |
| 料金・価格 | 推奨 | 中央〜下部 | 税込表示。割引があれば元の価格と並べて表示 |
| 地図・アクセス | 推奨 | 下部 | 最寄り駅からの徒歩分数を添える |
| 電話番号 | 必須 | 下部(大きく表示) | 受付時間も忘れずに記載 |
| QRコード | 推奨 | 下部 | WebサイトやSNS、予約ページへ誘導 |
| 営業時間 | 推奨 | 下部 | 定休日も記載するとより親切 |
| クーポン・特典 | 任意 | 下部または切り取り線付き | 有効期限を設けると来店を促進しやすい |
ポイント
情報を詰め込みすぎると読みにくくなります。片面に載せる情報は5〜7項目を目安にし、余白を十分にとりましょう。裏面がある場合は、表面に重要な訴求、裏面に詳細情報という構成が効果的です。
チラシのサイズ選び
チラシのサイズは用途やシーンに応じて選びましょう。以下は主なサイズの特徴と費用の目安です。
| サイズ | 寸法(mm) | 特徴 | おすすめ用途 | 費用目安(100枚) |
|---|---|---|---|---|
| A4 | 210 x 297 | 最もポピュラーなサイズ。情報量と手軽さのバランスが良い | ポスティング、新聞折込、店頭配布 | 約3,000円〜 |
| A3 | 297 x 420 | A4の2倍。情報を多く載せたい場合に | 飲食メニュー、不動産物件案内 | 約5,500円〜 |
| B5 | 182 x 257 | A4よりやや小さく、手渡ししやすい | 手渡し、教室・塾のお知らせ | 約2,500円〜 |
| B4 | 257 x 364 | 新聞折込の定番サイズ | 新聞折込、スーパーの特売チラシ | 約4,500円〜 |
| A5 | 148 x 210 | A4の半分。コンパクトでコスト安 | 店頭POPの代わり、DMの同封物 | 約2,000円〜 |
ポイント
迷ったらA4サイズを選びましょう。配布・ポスティング・折込のいずれにも使える万能サイズです。情報量が多い場合は、A4を二つ折りにして4ページ構成にする方法もあります。
チラシ印刷の費用相場
チラシの印刷費用は、サイズ・枚数・片面/両面によって大きく異なります。以下は両面カラー、コート90kg、7営業日納期で発注した場合の相場です。
| 枚数 | A4片面カラー | A4両面カラー | A3片面カラー | B4片面カラー |
|---|---|---|---|---|
| 100枚 | 1,800円〜 | 3,000円〜 | 3,500円〜 | 2,800円〜 |
| 500枚 | 3,000円〜 | 5,500円〜 | 5,800円〜 | 4,800円〜 |
| 1,000枚 | 4,000円〜 | 7,500円〜 | 8,000円〜 | 6,500円〜 |
| 5,000枚 | 8,000円〜 | 14,000円〜 | 16,000円〜 | 13,000円〜 |
| 10,000枚 | 12,000円〜 | 20,000円〜 | 24,000円〜 | 19,000円〜 |
※上記は印刷費用のみの一般的な相場です。用紙の種類・厚さ・納期・加工オプションにより変動します。
ポイント
枚数が多いほど1枚あたりの単価は下がります。ただし、在庫リスクもあるため、初回は100〜500枚で試し、反応を確認してから増刷するのが賢い方法です。納期に余裕を持たせるだけでも20〜30%コストカットできることがあります。
自作する方法(Canva・Illustrator・PowerPoint)
チラシは専用のデザインツールがなくても自作できます。代表的なツールの特徴を比較してみましょう。
| ツール | 費用 | 難易度 | テンプレート | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|
| Canva | 無料〜月1,500円 | 低い | 豊富(日本語対応多数) | 初心者、とにかく手軽に作りたい方 |
| Adobe Illustrator | 月3,280円〜 | 高い | プロ向けが多数 | デザイン経験者、高品質を求める方 |
| PowerPoint | Microsoft 365に含む | 低〜中 | 少なめ | Office製品に慣れている方 |
Canvaはブラウザ上で操作でき、テンプレートをベースにテキストや画像を差し替えるだけでチラシが完成します。デザイン未経験の方にはCanvaが最もおすすめです。
Adobe Illustratorは印刷業界の標準ツールで、自由度が高くプロ品質のデザインが可能です。ただし操作の習得には時間がかかります。
PowerPointは多くのPCにインストール済みで追加費用がかかりません。簡易的なチラシであれば十分に対応できます。
ポイント
自作する場合、印刷入稿時にはPDF形式で書き出しましょう。解像度は300〜350dpi、カラーモードはCMYKに設定すると、画面で見た色と印刷の仕上がりの差を抑えられます。
プロに依頼する場合の流れと費用
チラシデザインをプロに依頼する場合の一般的な流れは以下のとおりです。
ヒアリング
デザイン案
修正
入稿
印刷
納品
デザイン費用は依頼先によって幅があります。以下の表を目安にしてください。
| 依頼先 | デザイン費用の目安 | 修正回数 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| クラウドソーシング | 5,000円〜20,000円 | 1〜2回 | 安価だが品質にばらつきがある |
| フリーランスデザイナー | 10,000円〜30,000円 | 2〜3回 | コミュニケーションが取りやすい |
| デザイン事務所 | 30,000円〜100,000円 | 3回以上 | 高品質でブランディングまで対応 |
| 印刷会社のデザインサービス | 5,000円〜30,000円 | 1〜3回 | 印刷とセットでワンストップ対応 |
印刷会社にデザインも一括で依頼すれば、入稿データの作成からそのまま印刷工程に進めるため、データ不備のリスクが減り、納期も短縮できます。
ポイント
プロに依頼する場合は、事前に「ターゲット」「チラシの目的」「載せたい情報」「参考にしたいデザイン」をまとめておくと、ヒアリングがスムーズに進み、修正回数も減らせます。