用紙ガイド 4種比較

パンフレットの用紙比較ガイド

コート紙・マット紙・上質紙、それぞれの特徴と違いを整理しました。紙の種類と厚さの組み合わせで、パンフレットの仕上がりは大きく変わります。用途に合った用紙を選ぶ参考にしてください。

用紙の種類と特徴

パンフレット印刷で選べる主な用紙は4種類。それぞれ光沢感・手触り・発色・筆記性が異なるため、目的に合わせて選ぶことが大切です。

人気No.1
コート紙
表面にツヤのあるコーティングが施された用紙。写真やイラストの発色が鮮やかで、色の再現性が高いのが特長です。商品カタログ・イベントチラシ・会社案内など、ビジュアル重視のパンフレットに最適。ただし光を反射するため、長文を読ませる用途にはやや不向きです。
落ち着いた質感
マット紙
光沢を抑えたコーティングで、しっとりとした手触りの用紙。光の反射が少なく文字が読みやすいため、情報量の多いパンフレットに向いています。医療機関・教育機関・コンサルティング会社など、信頼感や落ち着きを演出したい場面で選ばれます。写真の発色はコート紙に比べると控えめです。
筆記性あり
上質紙
コーティングのない、いわゆる「普通の紙」に近い質感。コピー用紙と同系統ですが、印刷用に品質管理されています。ボールペンや鉛筆で書き込めるため、アンケート付きパンフレットや記入欄のある資料に最適。写真の再現性はコート紙・マット紙に劣りますが、素朴で親しみやすい雰囲気になります。
高級感
厚紙(コート紙180kg〜)
コート紙やマット紙の厚手タイプ(180kg以上)。しっかりとしたコシがあり、手に取ったときの高級感が段違いです。表紙だけ厚紙にする構成もよく使われます。ただし折パンフレットでは紙が厚いほど折り目に割れ(背割れ)が出やすくなるため、スジ入れ加工との併用を推奨します。

用紙の厚さ(kg)一覧

用紙の「kg」は四六判(788mm×1091mm)1,000枚あたりの重量を表します。数値が大きいほど厚い紙です。パンフレット印刷でよく使われる厚さを一覧にまとめました。

厚さ厚み目安手触り・特徴向いている用途
90kg約0.08mm薄手で軽い。新聞折込チラシ程度の厚み。折りやすく、大量配布に適している。ポスティング用パンフレット、イベント配布用
110kg約0.10mm標準的な厚み。一般的なチラシと同程度で、扱いやすい。案内パンフレット、店舗配布用、説明資料
135kg約0.13mmしっかりした手触り。ペラペラ感がなく、最も人気の厚さ。会社案内、商品カタログ、サービス紹介
180kg約0.18mm名刺やポストカードに近い厚さ。高級感があるが、折り加工にはスジ入れ推奨。ブランドパンフレット、表紙用、記念誌

折パンフレットには90kg〜135kgが推奨です。180kg以上の場合はスジ入れ加工を追加すると、折り目がきれいに仕上がります。

用途別おすすめ用紙

「何を伝えたいか」「誰に渡すか」で最適な用紙は変わります。以下の表を目安にしてください。

用途おすすめ用紙おすすめ厚さ理由
商品カタログコート紙135kg写真が鮮やかに出る。商品の魅力を最大限に伝えられる。
会社案内コート紙 or マット紙135kg営業ツールとして手渡しする場面が多く、しっかりした厚みが好印象。
医療・教育系の案内マット紙110kg〜135kg落ち着いた雰囲気で信頼感を演出。文字情報が多くても読みやすい。
イベント配布用コート紙90kg〜110kg大量配布するためコストを抑えつつ、カラー発色を確保。
飲食店メニューマット紙 or コート紙135kg〜180kg手に取る頻度が高いので厚めが長持ち。ラミネート加工との併用も有効。
アンケート付き資料上質紙110kg記入欄に書き込めることが必須条件。

用紙選びで押さえたい3つのポイント

1. 写真が多いか、文字が多いか

写真やイラスト中心ならコート紙、文字中心ならマット紙が基本方針です。写真と文章が半々の場合は、マット紙のほうが目が疲れにくく読みやすい仕上がりになります。

2. 配布方法と予算

ポスティングや大量配布なら90kgの薄手で単価を抑える。手渡しや店頭設置なら135kgの厚手でしっかり感を出す。予算と配布量のバランスで厚さを決めましょう。

3. 折り加工との相性

折パンフレットは紙が厚いほど折りにくくなります。二つ折りなら180kgまで対応できますが、三つ折り以上は135kg以下を推奨します。厚紙を使う場合はスジ入れ加工をオプションで追加してください。

加工オプションと用紙の組み合わせ

用紙の選択だけでなく、加工オプションとの組み合わせで仕上がりの印象が大きく変わります。代表的な加工と相性のよい用紙をまとめました。

PP加工(ラミネート加工)

印刷面にフィルムを貼る加工です。「グロスPP」はツヤを足して写真の発色をさらに引き立て、「マットPP」はしっとりとした手触りに仕上がります。コート紙135kg+マットPPの組み合わせは、高級感のある会社案内やブランドパンフレットで人気です。

PP加工を施すと耐久性が上がり、水濡れや汚れにも強くなります。飲食店のメニューや、屋外で配布するパンフレットには特におすすめです。

スジ入れ加工

折り目に事前にスジ(溝)を入れる加工です。135kg以上の厚紙で折パンフレットを作る場合は、スジ入れ加工がほぼ必須と考えてください。スジ入れなしで厚紙を折ると、折り目に沿って表面のインクが割れる「背割れ」が起こり、白い線が見えてしまいます。

特にベタ塗り(濃い色の面積が大きいデザイン)の場合、背割れが目立ちやすいので注意が必要です。90kg〜110kgの薄手の紙であればスジ入れは不要です。

型抜き加工

パンフレットの一部を丸や窓型にくり抜く加工です。表紙に窓を開けて中面のイラストが見える構成にしたり、角を丸く仕上げたりできます。型抜きをする場合は135kg以上の厚紙を選んでください。薄い紙だと型抜き部分がヨレやすくなります。

加工相性のよい用紙推奨厚さ効果
グロスPPコート紙135kg〜180kgツヤ感アップ、写真の発色向上、表面保護
マットPPコート紙・マット紙135kg〜180kg高級感、しっとりした手触り、指紋防止
スジ入れ全用紙135kg以上折り目をきれいに仕上げる、背割れ防止
型抜きコート紙・マット紙135kg以上デザインの差別化、視覚的なインパクト
箔押しマット紙180kgロゴや社名に金銀の箔を入れて高級感を演出

用紙サンプルで実物を確認する

画面上の説明だけでは紙の質感や厚みを正確に把握するのは難しいものです。用紙選びで迷った場合は、お気軽にお問い合わせください。用紙の特徴や印刷の仕上がりイメージをスタッフがご案内いたします。

初めてパンフレットを作る方や、前回と違う用紙を試してみたい方は、少量の試し刷り(テスト印刷)もご検討ください。実際の仕上がりを手元で確認してから本印刷に進めるので、安心して用紙を決められます。

迷ったらコート紙135kg

結局どれがいいかわからない、という場合はコート紙135kgを選んでおけばまず失敗しません。写真の発色・手触り・コスト・折り加工の相性、すべてのバランスがよい「万能タイプ」です。当社の注文でも約6割がこの組み合わせを選ばれています。

よくあるご質問

Q一番よく使われる用紙は何ですか?
A
コート紙135kgが最も多く選ばれています。写真の発色がよく、適度な厚みがあり、会社案内・商品カタログ・イベントチラシなど幅広い用途に使えます。
Qマット紙とコート紙、どちらがいいですか?
A
写真・カラー図版が多いならコート紙、文字中心で落ち着いた雰囲気にしたいならマット紙がおすすめです。マット紙は光の反射が少なく長時間読む資料に向いています。
Q用紙の厚さ(kg)はどう選べばいいですか?
A
90kgはポスティング向きの薄手、110kgは標準、135kgはしっかりした手触りで人気、180kgは高級感のある厚手です。折パンフレットでは90kg〜135kgの範囲をおすすめします。
Q上質紙はどんな場合に使いますか?
A
ボールペンや鉛筆で書き込めるため、アンケート欄のあるパンフレットや記入式の資料に適しています。写真の再現性はコート紙・マット紙に劣りますが、素朴で親しみやすい雰囲気になります。

関連ページ

パンフレット印刷のご注文はこちら
用紙のご相談も承ります。まずは価格表をご確認ください。
価格表を見る お問い合わせ
パンフレットの価格表を見る

ご不明な点はカスタマーサポートまでお気軽にお問い合わせ下さい