印刷物を発注する際、「オフセット印刷」と「デジタル印刷」という言葉を耳にすることがあると思います。どちらも現代の印刷業界で広く使用されている印刷方式ですが、それぞれに異なる特徴があり、用途によって向き不向きがあります。
ここでは、オフセット印刷とデジタル印刷の違いをコスト、品質、納期、適した用途などの面から比較し、ニーズに合った印刷方式の選び方をまとめました。
オフセット印刷とは
オフセット印刷は、100年以上の歴史を持つ伝統的な印刷方式です。版を使って印刷する方式で、正確には「平版印刷」と呼ばれる技術に分類されます。
オフセット印刷の基本的な仕組みは、まず印刷用の版(プレート)を作成し、その版にインクを乗せて、ゴムブランケットと呼ばれる中間転写体を経由して紙に転写します。版から直接紙に印刷するのではなく、一度ブランケットに転写する「オフセット(offset=離れる)」という工程があることから、この名前が付けられました。
オフセット印刷は、CMYKの4色分解を基本とし、必要に応じて特色(スポットカラー)を追加することができます。版を一度作成すれば、同じ品質で大量に印刷できるため、商業印刷では長年にわたって主流の印刷方式として使われてきました。
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デジタル印刷は、版を使わずにデジタルデータから直接印刷する方式です。代表的な技術には、レーザープリンター技術を応用した電子写真方式や、インクジェット方式などがあります。
パソコンから直接印刷できるという利便性から、「オンデマンド印刷」とも呼ばれます。デジタル印刷機は、データを受け取ったらすぐに印刷を開始できるため、版を作成する工程が不要で、セットアップ時間が大幅に短縮されます。