チケット印刷のナンバリング(連番)ガイド
抽選券・座席管理・入場管理に欠かせないナンバリング加工。通し番号の桁数設定から開始番号の指定方法、印字位置の選び方、ミシン目や偽造防止との組み合わせまで詳しく解説します。
ナンバリング(連番印字)とは
ナンバリングとは、チケット1枚1枚に異なる通し番号(連番)を印字する加工のことです。「0001」「0002」「0003」...のように、チケットごとに固有の番号が振られるため、入場管理・抽選管理・座席管理など多くの用途で活用できます。
ナンバリングがあることで、イベント運営において数々のメリットが生まれます。来場者数の正確な把握、抽選券として当選番号の管理、座席指定チケットの番号管理、転売チケットの追跡、紛失時のチケット特定など、番号があるだけでイベント運営の精度が格段に向上します。
アイリィデザインのナンバリング加工は、印刷工程で直接番号を印字するため、手書きやスタンプと違い仕上がりが均一で美しく、大量のチケットでも正確に番号が振られます。開始番号や桁数の指定も柔軟に対応しています。
ナンバリングには2種類あります
同じ「ナンバリング」でも、印刷機が自動で連番を振るタイプと、1枚ずつ違う文字をお客様の指定どおりに印字するタイプの2つがあります。用意していただくデータが違うので、まずどちらかを選んでください。
| 用意するもの | 通常ナンバリング | 文字入れナンバリング |
|---|---|---|
| 印字内容の一覧データ | 不要 | エクセル/CSV |
| 注文時に伝えること | 開始・終了番号/桁数 | 印字位置・文字数 |
| 1枚ずつ違う文字 | × | ○ |
| デザイン上の白枠 | 必要 | 必要 |
桁数と開始番号の指定方法
ナンバリングの桁数と開始番号は、ご注文時に自由に指定できます。用途や部数に合わせて最適な設定を選びましょう。
| 桁数 | 番号範囲 | おすすめ用途 | 必要な印字スペース |
|---|---|---|---|
| 3桁 | 001〜999 | 小規模イベント(〜999枚) | 約15mm |
| 4桁 | 0001〜9999 | 中規模イベント(標準・最も一般的) | 約20mm |
| 5桁 | 00001〜99999 | 大規模イベント・シリーズ管理 | 約25mm |
| 6桁 | 000001〜999999 | 大量発行・年間通し管理 | 約30mm |
開始番号の指定
開始番号は「0001」以外にも自由に設定できます。たとえば前回のイベントで「0001〜0500」まで使った場合、次回は「0501」から開始するといった運用が可能です。複数公演のチケットを一括で管理する場合にも、公演ごとに番号帯を分けることで管理しやすくなります。注文フォームの備考欄にご希望の開始番号をご記入ください。
通し番号の表現バリエーション(接頭文字・分母つき)
通し番号は数字だけでなく、「A-001」「No.0001」「001/500」のように決まった文字や記号を頭やお尻に付けた連番にもできます。番号部分は印刷機が自動で振るのでエクセル/CSVは不要。注文時の指定だけで対応できます。
※ 1枚ずつまったく違う文字(座席名や氏名など)を入れたい場合は、文字入れナンバリングの入稿データの作り方をご覧ください。
注文時に伝えるべき4つの情報
- 固定文字部分:例「A-」「No.」「2026春-」など(半角/全角の指定もお願いします)
- 連番桁数:3桁(001-999) / 4桁(0001-9999) など
- 開始番号と終了番号:例「0001〜0500」
- 印字位置とフォント指定:デザインデータ上にダミー(例「A-0000」)で配置
文字入れナンバリングの入稿データの作り方
「A席 51番」「招待席 鈴木様」のように1枚ずつ中身が違う文字を印字する場合は、印字する文字をエクセル(またはCSV)で一覧にして、チケットのデザインデータと一緒にお送りいただきます。番号を機械が自動で振る通常ナンバリングと違い、「何枚目に何を印字するか」をお客様が1枚ずつ決められるのが特長です。
1チケットに「文字を入れる白枠」を空ける
印字したい場所に、背景が白(用紙の地色)の長方形を空けておきます。ここに弊社が後から文字を印字するので、デザインデータ上は文字を入れず白いままにしてください。枠の周りに黒やカラーの罫線を引くのはOKです。
(白いまま入稿)
- 白枠の大きさ:横30mm以上 × 縦10mm以上(「B席 52番」程度の目安。文字数が多いときは横幅を広げてください)
- 用紙の端・ミシン目からの距離:13mm以上(塗り足し3mmを含めると端から16mm)離す
- 背景色:白のみ(写真や色ベタの上には印字できません)
2印字する文字をエクセル/CSVで作る
ここが文字入れナンバリングの一番のポイントです。エクセルかCSVを開いて、A列(いちばん左の列)に上から順に、1セル=チケット1枚分の文字を入力します。たとえば1行目に「B席 52番」、2行目に「B席 53番」…という具合です。入力した文字がそのまま印刷されます。
| ◇ | A |
|---|---|
| 1 | A席 1階 1番 |
| 2 | A席 1階 2番 |
| 3 | A席 1階 3番 |
| 4 | A席 1階 4番 |
| 5 | A席 1階 5番 |
| 〜〜〜〜〜 | |
| 26 | B席 1階 1番 |
| 27 | B席 1階 2番 |
- 1セルに1枚分。500枚刷るなら、A列に500行ぶん入力します(行数=枚数)。
- A列だけに縦に並べる。横(B列・C列)には書かないでください。
- 1枚あたり半角13文字以内(全角なら約6文字)。足りないときはご相談ください。
- スペースは半角か全角のどちらかに統一。混ざると印字がガタついて見えます。
メモ帳やCSVで作る場合は、次のように印字する文字を1行ずつ並べて、拡張子.csvで保存します。エクセルの場合は「CSV(カンマ区切り)」形式で保存してください(文字コードはUTF-8またはShift_JIS)。
B席 52番 B席 53番 B席 54番 VIP-001 招待席 鈴木様文字入れナンバリング用CSVテンプレートをダウンロード(zip)
3デザインデータと一緒に入稿する
入稿時に、チケットデザイン(Illustrator または PDF)と印字内容のエクセル/CSVを一緒にお送りください。ファイル名は分かりやすく「numbering_data.csv」などにしていただくと確実です。白枠の中はデータの文字を印字するので、デザイン側は白いまま入稿で問題ありません。
本券と半券の両方に文字を入れたいとき
ミシン目で切り離す本券・半券の両方に、それぞれ別の文字を入れることもできます。その場合は白枠を2か所設計し(白枠どうしは20mm以上離す)、エクセル/CSVはA列=本券・B列=半券の2列構成で用意してください。
印字位置とデザインへの組み込み方
ナンバリングの印字位置は、チケットのデザインや用途に合わせて自由に指定できます。一般的な配置パターンをご紹介します。
デザインデータへの反映方法
入稿データでは、ナンバリングの印字位置にダミーの番号(例:「0000」)を配置し、フォント・サイズ・色を指定してください。実際の連番は印刷工程で差し替えられます。テンプレートをご利用の場合は、注文フォームの備考欄に印字位置と桁数をご記入いただければスタッフが対応いたします。
入稿データの作り方が不安な方へ
塗り足し3mm・解像度350dpi・CMYKカラー・フォントのアウトライン化など、印刷データに必須の設定をまとめたページがあります。
- 入稿データ作成ガイド トップ — Illustrator / Photoshop / Canva ごとの作り方
- 解像度(dpi)の設定方法 — 350dpi が必要な理由と確認方法
- フォントのアウトライン化 — 文字化けを防ぐ必須作業
- チケット用テンプレートをダウンロード — 塗り足しまで設定済みの ai / psd
- データ入稿ページ — 制作完了後の送付先
他の加工との組み合わせ活用法
ナンバリングは単独でも有用ですが、他の加工オプションと組み合わせることで、チケットの管理機能をさらに強化できます。
- ナンバリング + ミシン目 最も人気の組み合わせ。本券と半券の両方に同じ番号を印字すれば、もぎった後も双方で番号照合が可能に。入場管理と抽選管理を一枚のチケットで実現します。詳しくはミシン目加工ガイドをご覧ください。
- ナンバリング + 偽造防止加工 連番に加えて、ホログラムシールや特殊インク印刷を組み合わせることで、偽造チケットの流通を防止。高額チケットやVIPチケットなど、セキュリティ面を重視する場合に有効です。詳しくは偽造防止ガイドをご確認ください。
チケット印刷を始める
¥2,800〜 ナンバリング対応